MGCへ国内最後のびわ湖。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

昨日、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に向けた国内での最後の選考会となるびわ湖毎日マラソンが行われました。

MGC出場権を誰が得るのかということ、そして有力な各国の選手にどれだけ戦えるかを期待。

ペースメーカーの設定タイムが3分2秒/kmになったことで、集団の人数は大きくなりました。この次元での2秒の影響がいかに大きいか。それでも風向きが変わる中盤から、雨も影響しているのか少しずつ集団が小さくなっていきました。まさにサバイバル。それでも先頭集団の海外招待選手の余裕そうな様子ったら…

 

30kmでペースメーカーが外れるのですが、それを機に一気にペースが上がることが増えてきました。今大会はどうかと思っていたら、一瞬上げようとしたそぶりもありましたが、思ったより静かにそのまま流れるような感じでした。

小さな波はあるように見えましたが、際立ったスパートをかけることなく40km地点も5名の集団、わずかに送れて2名が追う展開とかなりの混戦模様。集団でのトラック勝負となり、優勝したのはモロッコのブナスル選手。競り負けたテフェラ選手、モコカ選手までが7分台とハイレベル。そこから約10秒遅れでさらに2名と全体的に速いタイムでした。

 

 

日本人選手は

山本憲二選手は終始先頭グループで走り続け、ペースメーカーが外れた直後と38kmほどのところで仕掛けるようなそぶりも見せました。結果は7位(日本人最上位)になったが、戦おうという意志を感じました。MGCの権利を持っているからこそ出来た勝負にこだわる走りだったとは思いますが、この姿勢を見せたことに意味があるはず。

もう一人、終盤で一度離れながらも持ち味の粘りと追い上げを見せ、ラスト2.195kmは日本人最速となるスパートでまとめたのが川内選手。どんなときでも「らしさ」を見せてくれる魅力的な選手である(と個人的に思う)。

 

すでにMGC出場権を持っている2名がそれぞれの強さを見せた格好。それでも世界の強さの前には完全に負けたと言っても過言ではない結果。

 

河合選手はこれまでの自己ベストを12分23秒も更新する2時間10分50秒でMGCの出場権を獲得。終盤は完全に脚が止まってしまったものの積極的に先頭を追って行った気持ちは凄かった。あんなに脚が動いてないように見えても、3分40秒くらいなんですよね…何が違うんでしょう(^_^;)
もう一人出場権を獲得したのは山本浩之選手。こちらは中盤で大きく遅れながらも、粘って終盤もまとめて2時間10分33秒。

 

淡々と走ってそれなりの記録(もちろん凄いタイムではあるのだが)を残すよりも、こういう気持ちの見える選手の走りはとても応援したくなるし、自分も熱くなる。

 

それにしてもMGC効果だと思いますが、国内で面白いレースは確実に増えてきたように感じます。タイムだけ見るとまだ世界では戦えるレベルにないかもしれないが、それぞれの土俵に持ち込めば戦えるというような世界で結果を残せる選手が出てきてほしいと思います。

 

 

一足先に世界へ

MGCは言ってもオリンピック代表を決めるための国内の戦い。開催は9月15日。実はその直後の10月5日に世界陸上のマラソンが行われる。

今回走った川内選手と河合選手は世界陸上の方に走ることになる方向のようです。川内選手なら両方出られそうですけど(笑)

 

とにかく世界で戦うことを意識してきた川内選手。そして今回殻を破った河合選手。他の距離でも自己ベストを次々と更新しているそうで、今回の経験がさらに大きく成長を促すことになったら面白いと思う。

 

世界で戦う権利を得るための準備と、世界で戦う準備。同じようで違ってくるはずだ。どちらが良いとかではないけれど、気持ちをどう持って行けるかが非常に重要になってくるはず。ともあれもっと活躍できるように期待したい。

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