経験を増やす。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。

 

 

突然ですが質問です。

 

今の靴、あなたの足に合っていますか?

 

私はある時期からフルマラソンを走っても、ウルトラマラソンを走ってもマメに縁がなくなりました。

時折あった爪が変色することもなくなりました。

 

それは相性の良いシューズに出会えたことやシューズの履き方などを徹底するようになったことが要因だと考えています。

その相性の良いシューズは型が変わる前に買い足して使ってきました。

 

 

ところが、昨年末の大会で同じシューズを使ったにもかかわらず久しぶりに血豆が出来ました。しかも両方。参考記事:加古川での激闘

 

マメのできた場所や当日の感触からして、足の変化を感じました。身体のバランスや体重が変わることで、接地のインパクトなどにも影響して足(足首から先)が変わることは十分考えられます。

「このままでは同じことになるかもしれない」

 

そこで思いきってシューズを新調しました。サイズも今までと変更させました。

 

 

相性の確認

その足馴らしという意味もかねて自主練を行ってきました。シューズはもちろんその新しいもの。

 

ちょうど1か月後にフルマラソンを控えていることもあり、強度は4分15秒/kmペースとなるイメージ。

意図的に坂道や風の影響を大いに受けるであろう場所を選んだので、実質のペースがずれるのはやむなし。

 

感覚的に、負荷を一定になるように走りました。

 

色んな意味を兼ねた調整です。

 

神戸大橋を使って、適度なアップダウンと予報では風速9mもの風を受けながら、平均では4分19秒/kmペースで15km。ウォーミングアップとダウンジョグで10km。

 

足の感覚も初回から思った以上にしっくりきました。

 

それでも経験値はどれだけ稼いでも損はしないもの。じっくりと合わせていきます。

 

 

経験値は多い方が良い

冒頭で靴を例に挙げましたが、使っているものがあなたの身体に合っているでしょうか。

 

シューズに限らず、新たなウェアやさまざまなツールを使うことがあると思います。

 

全く新しいものを使う場合、今まで使っていたものと同じものを新調した場合、使ったことのないものを手にした場合、それぞれ程度は違っても身体にはなじんでいないということは共通しています。

 

 

いきなり大会当日に使うというのは、相性がわからなかったりきちんと使えるかといったような不安を増したりというマイナス面が考えられます。

 

普段のトレーニングの中で、強化を目的とするように意味を持たせた「ポイント練習」と呼ばれる日が必要です。

その際に、そういったツールなどの経験値も上げていくことは快適に走るためには必要な手順です。

 

 

…もちろん、走力を上げる努力をしたりコンディションを整えることが一番必要ではありますけどね。

 

せっかく走る時間を作っているわけですから、ただ走るのではなく意味のあるものにしていきたいですね。