その時のために。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

 

 

昨日の記事では名古屋ウィメンズマラソンで見ることのできた素晴らしい結果について書きましたが、その一方で起きてしまった出来事もありました。

 

当日にはウィメンズマラソンだけでなく、同時開催された名古屋シティマラソンも含めると合計で3万5千人ほどが参加。

その中で一時心肺停止で意識を失うランナーが3名出てしまったようです。

 

 

フルの部の2名のうち1名は20代で42km付近、もう1名の30代の方は完走後。

残る1人はハーフの部で40代の方だったようですが、終盤の20km付近で倒れたそうです。

 

いずれも即座に医療チーム等が対応しAEDなどを活用して効果があったので、不幸中の幸いで大事には至らなかったようです。

 

 

 

3人共通することはゴール近くだったこと。

 

観戦者や運営スタッフも比較的多い場所であったため、変な言い方ですが場所が良かったということもあったと思います。

コースの中には人が少ない場所もあったと考えられますし、AEDがすぐに使える場所でなかったら・・・と考えると怖いですね。

 

 

 

いずれの方も外見でわかるようなリスクがなく血圧も正常であったと記事にありました。

参考記事:J-castより

 

 

それが事実だとすると、「自分は大丈夫」と過信することの危険性が高いことを感じます。

 

少なからず私自身も、距離が短かったり本気度によっては多少の油断があることも否定できません。

中には「この距離なら完走は大丈夫」だと油断して、前夜から深酒をして当日のコンディションが良くないという方もいるのが事実です。

 

しかし、そのような状態では間違いなくリスクは高まります。

まず自分の身は自分で守る。

それが大事です。

 

それから、周囲にも気を配る。

総合的に意識は常に高くもっていようと改めて思います。何かがあってからでは遅いですからね。

 

 

 

 

奇しくも同じ日に私は救急救命の講習を受講しておりました。

参考記事:備えあれば。

 

自分自身の準備はもとより、周囲で何かが起きたときに対応できるようにしておくことは重要です。

自分が後悔しなくても良いように、必要な知識を身につけておきたいと思います。

 

 

自治体によって多少の温度差はあるようですが、どなたでも受講は出来ます。

大事な人が、そのような状況になったら…そう考えると私は受講をしておきたいと思いました。

 

あなたも、そう思えるのなら行動に移してみるのはいかがでしょうか。