JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
今年の夏にロンドンで行われる世界陸上。
そのマラソンの代表が発表されました。
男子は川内優輝選手、中本健太郎選手、井上大仁選手。
川内選手は福岡国際マラソンで、自ら仕掛けて主導権を握りました。その後も持ち前の粘りを存分に発揮して日本人1位(全体3位)。
中本選手は過去の実績に加え、別府大分毎日マラソンにおいて冷静な展開を進め男子の選考会で唯一の優勝を飾りました。
井上選手は東京マラソンで他の日本人選手の集団よりはるかに前に位置して、終盤もしっかりとまとめて、候補者の中でトップタイム(2時間8分22秒)を残しました。
東京において、積極的に前を追った設楽選手は期待の持てる走りでしたし、選考の段階でも評価が高かったようですが今回は基準を満たしていないため選ばれることはありませんでした。
女子は、重友梨佐選手、安藤友香選手、清田真央選手の3名。
大阪国際女子マラソンで、自分のイメージ通りの展開をしっかりと実践して、最後まで維持して優勝した重友梨佐選手。
名古屋ウィメンズマラソンにて、初マラソン日本最高(歴代4位)の2時間21分36秒をマークした安藤選手は派遣基準も満たし、即内定でした。
同じく名古屋で3位(日本人2位)に入った清田選手も、先頭からは遅れたものの大崩れすることなく安定した走りで見事にPB更新。
毎度揉める印象のある選考ですが(ほとんど後出しで煽ってるだけですが)、男女ともに納得の結果ではないでしょうか。
あとは彼らが本番で力を発揮できるように、余計なことで足を引っ張らないようにしてほしいところ。
私たちに出来るのは、応援すること。
彼らの躍動を期待しましょう。