その走り、独特。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

 

先週の日曜日には、マラソン界の女性の祭典(?)名古屋ウィメンズマラソンが開催されていました。

私はリアルタイムで見ることが出来なかったのですが、安藤友香選手が初マラソンでの日本最高記録、かつ日本歴代4位の2時間21分36秒の好記録で日本人トップ(全体2位)という素晴らしい結果を残したレースとなりました。

 

年齢や経験を考えても、楽しみな選手がまた一人出てきましたね!

 

 

 

そして印象的だったのは、何と言ってもそのフォーム。

 

優勝したキルワ選手(リオ五輪銀メダリスト)の腕を畳み込んだコンパクトな躍動感のあるフォームに対して、安藤選手は腕をだらんと下げたようなひたひたと走る独特のフォーム。(忍者走りと言われているそうです)

画質が悪いですが、フォームの違いは見てとれると思います。

 

 

仮にランニングだけの教科書があるとすれば、彼女のフォームは恐らくお手本になるフォームではないでしょう。

 

 

学校や実業団には監督や顧問、コーチという「指導者」がいると思いますが、その立場からすると、ともすると矯正対象になりうるフォームです。

実際にフォームを変えられそうになり、チームを移籍したという経験もあるようです。(それが直接の原因かは定かではありませんが)

 

 

自身で考え抜き、たどり着いたフォームで素晴らしい結果を残しました。

 

もし全ての人間が同じサイズで、骨格や筋力、そして生活習慣さえも同じであるのなら「教科書」的なフォームを出来る方が優位でしょう。

 

しかし、そのようなことは絶対にありえません。

それぞれに合った走り方があって、それぞれ違うことが当たり前なのです。

 

エチオピアやケニアのランナーのようにならないのと同様に、日本人だからといって安藤選手の真似をしてもうまく走れない人の方が多いでしょう。

 

 

大事なのは、「走る」という前進動作において、どれだけ効率よく力を使えるかということです。

そのアプローチの手段は千差万別です。

 

 

そこには今の自分の状態を把握した上で、「こうしたらいいんじゃないか」という分析が出来て初めて成り立ちます。

 

市民ランナーでご自身のフォームを客観的に見たことのある方は、それほど多くないと思います。

しつこいようですが、今週末にフォームを撮影して客観的に見つめ、動きづくりを通してその変化を味わうという体験会を神戸市のみなとのもり公園にて開催いたします。

 

 

カラダカワル~楽に走るために~【ランニングフォーム診断と動きづくり】presented by相支走愛 – ほんの数十分でフォームが変わる!? フォームを「変える」ことはしません。身体の構造を考えて動きを実践していくことで身体が変わります。変化した結果、フォームも変わっていくのを体験していただく「変身」の時間です。https://moshicom.com/5904/

 

あなたに合った走り方、見つけてみませんか?

まだまだ募集中です!

 

ご参加お待ちしております。