引っ張るだけじゃない一日。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

今日は「兵庫・加古川30K」にて活動をしてきました(参考記事:明日は押して引っ張ります)。

朝早く出て、スタッフとしてまず会場入り。受付などの準備。

準備する前

 

ペースメーカーとして走っていただく方の受付と説明、諸注意をお伝え。といっても、ほとんどの方が経験豊富だったので安心してお任せできそうだと。自分は自分にしかできないことをやろう。

 
その後のんびり準備をしつつ…

マイク重い!

体操!
今年も担当いたしました。マイクのヘッドセットはいいのですが、本体が重くてズボンがずり下がる…

 

腕振りが推進力になりやすくする、脚が動きやすくなる動きづくりをテーマに時間の限り(わずか5分)。

動きでは良い反応をいただけた(気がします)。きっと何かしら変化を感じていただけたのではないでしょうか。

 

そんなこんなでスタート!

弱さを知る

今回の担当ペースはサブスリー。何が嬉しいって、昨年も担当したのですが覚えてくださっている方が何名もいて、声をかけてくれたのです。絶対に引っ張らねばと柄にもなく緊張。

 
このタイムをクリアするには、1km4分15秒を目安に刻む必要があります。
ただ加古川は風!加古川と言ったら強風。確実に往路か復路のどちらかでは向かい風になるので、1周目で判断をしてペース調整をしながら進むことにしました。

追い風は気持ち速くなってもOK、向かい風ではゆとりをもってというイメージ。

 

走るポイントや集団走だから出来ることを時折お伝えしながら、マシーンとかして刻む。
今日はスタート直後から心拍が早く感じたので若干不安ではありましたが、思ったより動く。ペースはほぼ想定通りの中で走れました。何よりペアを組んだペーサーが頼もしく、安心できたのが大きかった。

 

5kmを6周回するのですが、3周目でミスリード。エイドに補給用のジェルが出ることになっていたのですが、すれ違いのランナーが持っていたことでこの周でももらえると思って、「次もらえますよ!」とぬか喜びさせてしまった…
あると思っていたものがないときの精神的ダメージは決して小さくない。申し訳ないことをしてしまいました…

 

4周目で「今度こそ」告知を成功させ、ここから大事ですよ!と参加者に話しかけましたが、同時に自分にも言い聞かせていた。いつもより疲労を感じていたから。心肺ではなく脚筋力。

 

それでも身体は動くので持つとにらんでいた。

 

21km過ぎ。すれ違いのランナーが立ち止まって具合がよくなさそうだった。今回私は監察の役割もすることになったので、これはスルー出来ない。
一緒に組んでいたペーサーはきっと大丈夫。彼に任せることを一声かけて離脱。そのランナーのもとへ向かった。

 

幸い脚の疲労や違和感ということで、際立った危険はないようで一安心。ここから追いつこうと思いましたが、なかなか大変。4分15秒に追い付くにはそれより速い必要があります(当たり前)。
既に若干の疲労を感じていた脚にはなかなかのダメージ。だいぶ脚を使いましたが、呼吸は問題なかった。無事に追いつくも、今度は明らかに足を引きずっているランナーが。

 

また離脱。
状態を聞き、レースを続行するかなどの確認で歩いて戻ってやめるということでしたし、歩くだけならいけるということでしたので無理をしないよう伝えて見送りました。
今度は先ほどより時間を使ったこともあり、もはや追いつくのが困難と判断。左右から行きかうランナーに声をかけ、エールを送りながら折り返してくる4分15秒グループを待つ。

 

来たところで再度合流。全体的に凄くまとまってとても粘っている。きっと大丈夫。
こんなことを何度も繰り返した。何かあってからではだめですから、しっかりと確認をしながら。

 

私自身はこんな感じで3度目に止まった後からは明らかに足に違和感。攣りそうな予感。これは無理して追ったら自分が救護されてしまう…笑えん。

その間にも落とし物を見つけたり、脚の調子が悪いランナーが数名いたのでその様子を見ながら進む。

 

最後は合流して何とか走ることができましたが、ペーサーをやっているとは思えないほど余裕のない走りでした。もっと出来ると思っていた。過信があった。

少なくとも、立ち止まって膝を屈めたあとに元のペースに余裕で戻れるだけの走力は今の自分にはありませんでした。

反省。

 

ただ何事もなく大会は終えられましたし、ペアを組んだペーサーの安定感のおかげでグループもきっちりと目標タイムもクリア。
これは本当に良かった。自分だけの力ではなく、本当に周りのおかげ。ありがとうございます。助かりました。

 

前から集団を引っ張るつもりが、足を引っ張りかけたことは本当に駄目だった。次の機会があるのなら、完璧すぎるほどにこなそう。

 

走り終えた後はタグを取るお手伝いをしたり、もう一度コースに出て声掛けをしたり。

知り合いの画像の端に載っていたので拝借

ちょっとだけ片付けと、いろんなことをさせていただきました。貴重な機会をありがとうございます。

力を合わせた皆様

今回ペアを組んだのは、なんと相支走愛シャツのランナー!

仕込みじゃございませんよっ!
相支走愛の中のエースです(私は何もしてないけど)。

 

助かりました。ありがとう。

 

会場に残っていたペースメーカーと

昨年もいらしたペーサーと再会するとともに、今回はTeamR2のメンバーも来てくださっていたので華やかさが違いました。言うまでもありませんが私に「華」はありませんので(笑)

 

軽食エイド

受付や軽食ブースのスタッフにも感謝。温かいスープはありがたかったです。

 

とにもかくにも参加された皆様が無事に終えられたことが何より。

この経験を、目標とする本番に生かしてください。皆様お疲れさまでした!そしてありがとうございました。