乾燥対策。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

 

初冠雪を観測した場所もちらほら出てきて、秋を通り越して一気に冬が近づいてきたように感じます。
体調はいかがでしょうか?

 

 

体調管理において気を付けないといけないことは、気温の変化はもちろんですが、忘れてはいけないのが「乾燥」です。

yun_14097.jpg

天気予報を見れば湿度を知ることは出来ますが、夏の50%と冬の50%は違うということをご存知でしょうか。

実は、気温の高さによって空気中に含むことのできる水分量は違ってくるのです。

 

 

たとえば気温30℃の空気中で水蒸気は最大30.4g/㎥持つことが出来るのに対して、気温5℃だと最大6.8/㎥となります。(飽和水蒸気量と言います。)

この数字に対して、湿度50%の場合は気温30℃だと15.4g、5℃だと3.4gとなるわけです。

空気中の水蒸気量がこれだけ違ってくるのです。

 

湿度という数字に惑わされてしまうと、知らず知らずのうちに体が乾燥状態に陥るという事態になりかねません。

 

 

夏場は暑くて発汗量も多いので、意識的に水分を摂ろうとしますよね。
それに対して冬場は動いても汗をかきにくいので、相当意識的に飲まない限り量が減ってしまう人がほとんどだと思います。

 

しかし、先に書いたように空気の乾燥により身体も乾燥をしやすい状況なのです。

冬も夏同様に水分を摂っていく意識が必要といえます。

 

肌の乾燥や冷えといった症状は、水分不足が原因の一つに挙げられます。
身体が冷えるから飲まないというのは、実は負のサイクルを推し進めているだけなのです。

 

以前書いた身体の水分補給に関する記事において、給水はこまめに・早めにというポイントをお伝えしました。
※記事は→こちら

 

運動するにせよ、しないにせよ意識的にこまめに早めに

水分を増やすだけでは飲む量を増やすのは苦しくなります。
食生活の中にみかんなど季節の果物を取り入れると、その時期の食材は季節に対応するための機能を十分に果たしてくれるので、そういう面も活用するとより良いと思います。

 

ランニングなど身体を動かせるのは、元気な体があってこそ。
基本となる体調管理を、身体の中から行って整えていきましょう。

 

そうすることでより動きやすい身体を作り上げていきましょう。