感覚を磨くと楽になる。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

先日のロング走イベントの時にも参加者とお話をしていたこと。(参考記事:マラニックシリーズはじまる。)そして他の練習会やイベントなどでも度々聞かれることが「ペース」に関すること。

 

確かにペースは完走するためにも、記録を狙うためにもとても大事な要素になってきます。無謀なペースで走れば完走そのものが危うくなることもあり得ます。逆にゆっくりすぎて制限時間が…ということもあるかもしれません。

 

たとえば5kmを30分で走るとしましょう。かたや6分ペースでずっと走ります。もう一方は4分30秒のところもあれば、7分30秒のところもあるし、6分くらいのところもある。
合計タイムは同じだとして、どちらがきつく感じるかは言わなくてもわかりますよね。

 

楽にレースを楽しむという意味でも、無理なく走り続けるという意味でも重要なペース。

わかっているけど、このペースが難しい。

 

そう感じている方は多いように感じます。

 

感覚を磨く

私は一定ペースで走ることが得意です。これは自信を持って言えます。一度某大会で時計が使えなくなるというハプニング(単なるミス?)がありながら、30kmで誤差が設定ペースに対して30秒速いだけだったことも。

各地の大会等でペースメーカーを数多く担当させていただいている経験はもちろん、日々の感覚を研ぎ澄ますことで作り上げてきました。

 

日々の練習の中で磨いてきた能力、財産。私がどうやって磨いたかを簡単にお話します。(合う方もいれば、全く合わない方もいると思いますので参考程度に)

 

・目に見える景色の流れ方。
・身体を動かす大きさや力の入れ具合
・呼吸の状態や感じる心拍の音
 

大きく分けるとこの3点。
これを日常の中で感じていきます。

 

GPS機能のある時計やスマートフォンアプリを利用されているランナーの場合は、今のだいたいのペースが見てわかるはずです。
もしそういったものがないという場合は、距離がわかる公園や信号が少ない周回コース、川沿いの往復コースなどを利用して、「この電柱まで○分」みたいに記録をとっていきます。具体的なペースがわからなくても、一つの指標にはできるはずです。

 

その積み重ねで自分にとっての快適なペースを掴むことが出来るでしょう。
明確なペースがわかる場合は「5分/kmペースならこういう感じ」など、自分のリズムを出来る限り感じとってください。

 

私はあるペースで走るとリラックスが出来、眠くなります(笑)眠くなるというのは特殊だろうと自覚がありますが、人それぞれに何かの感覚があると思います。それを感じ取って基準にするのです。

 

 

がっつりとトレーニングをする日もあれば、ゆっくりジョグで流す日もあるでしょう。そのどの時間もあなたが貴重な時間を割いて作っている時間。

「ただ」走っただけにするのではなく、意味のあるものにするためにもこういった小さな感覚の積み重ねを大事にしてみてください。

 

 

より具体的な方法などは、パーソナルやイベントの中でお伝えしていきます。是非タイミングを合わせてお越しください。