休むのは技術。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

 

今もまだ影響が残り大きな被害をもたらした先日の台風。未だに影響は大きく自然の怖さを改めて感じています。早く「普通」の生活が戻りますように。


直撃した関東では、その予報がでた前日に首都圏の鉄道会社によって「計画運休」がされていました。しかし、出勤しなければ…と駅が混乱をしている様子を目にしました。


客観的にみると「本当に今日じゃないといけないほどの緊急性があるの?」と疑問に感じたのですが、自分が同じ立場になった時、どういう判断が出来るのかは正直分かりません。

ちょっと視点は違いますが、「休むことが苦手」なのは良くも悪くも日本人の特性の1つなのかなと感じました。

休むのとらえ方の違いは大きい

トレーニングにおいてもなかなか休むことが難しいという方もいるかもしれません(参考記事:痛い時にも走るの?)。


休むことに罪悪感のようなものを抱いて気持ちが下がってしまう方は、毎日習慣にすることでモチベーションを保っているのかもしれません。

 

もし続けることで気持ちを維持をすることが目的という方は、その習慣を大事にしてもいいでしょう。
ただ体の成長を促したい方は適度に休養を入れることで変化を促せる可能性を探ってほしいと思います。

  

休養は立派な準備だからです。

  

  

休む技術を

最初は休む勇気が必要かもしれませんが、その影響はあなたが思うほど大きくありません。


もしトレーニングをしない日には「全く布団から一歩も出ない!」という方であれば、影響は大きいかもしれません。でもそんな人はほとんどいないはずです。日常生活を送るだけでも体を動かします。


たとえばデスクワーク中心の方でも出勤は運動です。買い物・炊事・掃除なども身体を動かしますよね。寝たまんまというように完全休養するわけではないですから、それほど影響は大きくならないのです。(もちろんその期間が数週間、数か月となるのであれば話は異なります)

 

  

  

身体を作るためにも休養という刺激が「呼び水」となり、変化を促すことも可能性としてあります。適度に疲労が抜けることで、感覚も鋭くなり動きや感じ方に違いが出てくることもあるでしょう。

 


毎日のように運動をしている方にとっては休むことに抵抗を感じたりすることもあるかもしれません。でも勇気をもって取り入れてみてください。日々の運動強度にメリハリが出て、より変化を促す可能性が高まるからです。

  

  

 

特にランニングのように何かの大会など目標がある場合には、そこに高いパフォーマンスを発揮できるように持っていく必要があります。頑張ることは気持ちさえあればいつでもできる。
 

一方、習慣になっている方にとって休むことは簡単ではありません。でも休むことは体への休養となるだけでなく、気持ち的にも意欲を高めたり、集中力を高めたりするためには必要な工程のはずです。
 
 
 

その瞬間に力を出しきり、最も輝くために「休む技術」を磨くのはいかがでしょうか。