「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
MGCで日本国内のマラソンが盛り上がっている(と思っている)中、あまり報じられていない凄い出来事。(以前も同じようなこと書いてますが…)
男子のハーフマラソンで世界新記録が誕生しました!
コペンハーゲンハーフマラソンにて、ケニアのジョフリー・カムウォロル選手が 58分1秒という凄まじい記録をたたき出しました。
2018年10月に出された記録から1年も経たずに更新(参考記事:ハーフも、他も)。
ただガムシャラに走ったわけではなく(だとしても驚異ですが)、序盤から徐々にペースを作っていっています。10km地点ではまだ集団でしたが、そこから15kmまでを13分31秒に上げて独走状態に。
そして最後の20km以降1.1km弱を3分01秒でカバー。戦略と駆け引き、そして粘りの要素もあったようです。
中身もあるレース、いや中身があるからこそ生まれた記録でしょうか。
どれほどの速さなのか。
単純計算でゴールタイムから平均ペースを出すと2分45秒/km。このスピードを100m換算でいきますと、16.49秒。いやもう「速い」以外に言葉ないです。
ちなみに日本記録は設楽悠太選手の1時間0分17秒。こちらはまだ世界には及びませんが、60分を誰かが切ると一気に変わるかもしれません。
ただ残念ながらハーフマラソンはフルマラソンほど(マスコミの)注目度も高くなく、有力選手も照準を合わせることは少ないので、難しいとは思いますが見てみたい。
ハーフマラソンがオリンピック種目に入ったら…スピードで劣る日本人選手には厳しいですかね。
むしろ100kmウルトラマラソンなら世界のトップに行けると思っています。競技に入らないかな。