輪を広げよう。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

 

今日は近くの体育館で行われるランニングの練習会に参加してきました。

dsc_4575.jpg

 

私自身は2回目の参加でしたが、今回の参加者も走力はもとより、年齢層も幅広く、初めての方でも構えすぎることなく参加できるようなとても良い雰囲気でした。

 

ペース走を行うグループと、近くの公園までジョグ&公園でフリー練習の2グループに分かれることになり、私は初心者向けという公園組に行きました。

フリーだとインターバルも出来るので、自分の刺激にもなると感じたからです。

練習としては、1周500m弱のコースで3本を速めに走り、それぞれを1周ジョグでつなぐという形で3分6秒/kmペースまでは余力を持って上げられたので、今日は上出来です。

 

引率するスタッフさんは、元陸上部ということでアドバイスも的確であっさりと私が自覚している弱点も指摘されました。
周りから見た意見を聞くのは大変貴重ですし、「気づき」ももらえるので自分のためになります。

 

他の参加者にもアドバイスをしていたので、初心者でも参加しやすいとても良い練習会だなと思いました。

 

 

それ以上に印象的だったのは、練習会だけでなくまだランニングを長くやっていないと思われる参加者に対して常連の参加者が声をかけていたことです。

 

せっかくランニングをやろうと同じ場所に集まった仲間。
とはいえ、初対面だったり「顔は知ってるけど・・・」という方に対して声をかけていくというのは簡単なことではありません。

 

挨拶から会話が始まり、打ち解けていく。
そういうことが自然にできることで、輪は広がっていくんじゃないかと感じました。

 

今日もその声掛けをきっかけに一緒にウォーキングやランニングをしている姿を目にしました。
仲間が出来ることで、ここに行こう!というモチベーションにも繋がりますし、お互いに気遣う姿がとても美しく見えました。

 

私自身、なるべくすれ違う時には挨拶や会釈だけでもするようにはしていますが、今日のように積極的に声掛けをしていくことで、周りとの関係もよりよくなっていくのではないかと感じました。

 

それは、ランニングをしている人同士に限ったことではありません。
「いつもの」コースを走っていれば、掃除をしている人や犬の散歩をしている人、通勤・通学中の人など「いつもの」顔を見ることが増えてくると思います。

 

その時に会話までは出来なくても、ちょっとした簡単な挨拶や場合によっては会釈だけでもすることで、自分が走りやすくなる環境や土台が出来ていくかもしれない。
挨拶はしても損をすることはないのですから、ご近所との人間関係が希薄だと言われる昨今だからこそちょっとした一言をかけていきたいと改めて感じました。