JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
あなたは自分の身体を知っていますか?
身体の感覚に意識を向ける時に、自分の身体をどのように把握しているかというのは重要なポイントです。
たとえば、「簡単に身体の絵を書いてください」と言われたとします。
この絵でも人間の身体であることはわかります。
私の絵心では昆虫のようになりますが、このように上半身を肩と胴体で別に書く人もいるかもしれません。
絵のセンスや上手さではなく、このように書いたときの構造はあなたの身体への認識なのです。
自分でイメージを持っていない絵を書くことはできません。
この時、細かく認識出来ている人の方がおそらく体を上手に動かせると思われます。
身体がどうやって構成されているのかを把握しているので、動かすためにはどうすればいいのかわかっているからです。
たとえば、手のひらをテーブルにつけてみてください。
親指から1本ずつ上に浮かしてみてください。人差し指、中指までは問題なく浮かせられると思いますが、薬指はどうでしょうか。
上手に薬指を動かすことが出来ない人も少なくないと思います。
しかし、それは誰もが出来ないわけではありません。
このように、自分の身体の細かいパーツまで意識を向けて、コントロールできることが上手に体を動かせる第一歩です。
動かせなくても、その場所は別の部位であるという認識をすることで、自然とイメージは作られます。
たとえば、ものまねタレントのコロッケさんの表情筋。
これは岩崎宏美さんでしょうか(笑)
ユーモアのセンスやものまねの技術はもちろんですが、彼の表情筋への意識は細部にまで行き届き、本当に細かいパーツを個別に動かすことが出来ます。
私たちも、自分の身体の構造を正しく認識して、そこに意識を向けることで身体の使い方を上達させていきたいところです。
とはいえ、自分を知ることは案外難しいものです。
第三者の目を入れることで、現状を知り、そしてこれから意識出来たらよいポイントなどを見つけて上達への近道へと導くことが出来ます。
そのための一歩を踏み出すための後押しを出来たら嬉しく思います。
関心を持たれましたら、お気軽にメールを送ってください。