牙城崩れる。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。

 

全日本大学駅伝、箱根駅伝と並んで、3大大学駅伝の1つとされる出雲駅伝が行われました。

昨年度の3冠達成をはじめ、青山学院大学がここ数年軸となってきた大学駅伝。

この出雲も2連覇中で、2016年度に続いての3冠の行方を占う一戦でした。

 

 

青山学院大学の原監督はスタート前から「(スピードが求められる)出雲駅伝が厳しい戦いになる」と発言していましたが、そのスピードを強化してきたとされる東海大学が見事に10年ぶりの優勝を飾りました。

 

2年生と3年生だけのチームでしたが、その試合運びは素晴らしいものでした。

気温がかなり高くなり、さらには強い風も吹いていたことが影響したのか、棄権が2校出てしまうという厳しいコンディションだったからこそ、「自分の走り」に集中できる展開に持って行けたことが勝因の1つなのではないでしょうか。(棄権した情報は、しっかりと伝えてほしいと思いましたが…聞き逃しただけ?)

 

 

実績を残してきた鬼塚選手、関選手ら2年生が軸となっているので、まだまだ伸びしろは大きくありそうです。

長野県の佐久長聖高校を全国優勝に導いた後、母校の東海大監督に就任してから7年目で3大駅伝を制覇に導いた両角監督。どちらでも結果を残すその指導力は、やはり素晴らしいものがあるんだろうなと想像できます。

 

 

距離が延び、区間も増える全日本と箱根は層が厚いとされる青学有利の予想がされていますが、何が起こるかわからないのが駅伝。

1強のようになりつつあったここ数年ですが、今回牙城が崩れたことで展開が面白くなるかもしれません。

 

やる側は大変なんてものじゃないのは想像できますが、ファンとしては楽しみが増えて来たかなと感じます。

もし自分がコーチだったら…なんて妄想して楽しんでみようと思います。