チームの勝利。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。

 

世界陸上が終わってしまいました。(…と言っても録画だけしてまだ見ていない種目も多くありますが)

今まで実績も記録も十分だった選手が改めて存在感を示す一方で、新たな力が現れたり、あるいは衝撃的な最後を迎えたり…

 

見どころは多かったように思います。(一部の選手に偏る編集はどうにかならないかな…)

 

 

印象的な種目

そんな中、個人的に印象に残ったのは4×100mリレー。

日本代表は飯塚選手、桐生選手、藤光選手という経験豊かな顔ぶれに世界の舞台が初の多田選手という4名で決勝に挑みました。

 

200mで決勝に残ったサニブラウン選手を脚の状況も考慮して起用しなかった予選からさらにメンバーを入れ替えて、今大会ここまで1本も走っていない藤光選手をアンカーに起用。

 

100mの日本記録が10秒00なので、当然ながらベストタイムは全員10秒台。

走力だけでは勝負にさえならないと考えてもおかしくありません。正直今回のメダルは厳しいのかなと思ってみていました。

 

 

それでもリオ五輪で銀メダルに導いたバトンパスは健在。参考記事:横の繋がりが「ミチ」を拓く

さらには、緻密な作戦、大胆な試み、サポートメンバーの準備。様々なものが絶妙に絡み合い、世界陸上初の銅メダル獲得を出来ました。

おめでとうございます!

 

 

4走に渡ったときはメダル圏外でしたが、ジャマイカチームのアクシデントもあって見事3着。

 

 

とはいえ、この位置に来れるだけの最大限の準備が出来ていたからこそ手にすることが出来た銅メダル。

1人の力では勝負出来なくても、力を合わせて戦った「みんなで取った」とも言えるまさに日本らしい戦いが出来たレースだったのだと感動しました。

 

 

次の世界陸上、あるいは3年後の東京オリンピック。

リレーはもちろん「個」でも活躍できる選手がもっと出てきてくれることを期待しています。