JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
この週末にペースメーカーとして参加した「山梨30K」。
実はこの大会の正式名称は「山梨30K in富士忍野サマーキャンプ」ということで合宿のような2日目のメニューが組まれていたのです!
2日目はトレイルラン。
受付会場にて地図をいただきます。
本格的です…
参加者は途中棄権していないかぎり、全員前日に30kmを走っているわけです。
正直コースの難易度は高くないのだろうと思っていました。
最初はあぜ道を走っていきます。
すでに「身体が重い」と漏らす参加者もいらっしゃいました。前日の疲れは残っていて当然です。
のどかな風景。日差しがあって気温以上に暑く感じました。
「早く山に入りたい。」
余裕のなせる強がりです(笑)
しばらく行くと、山道に入ります。傾斜が…
この写真で伝わるでしょうか。
かなりの傾斜です。
私は、長野県で走ることが多いので、意識的に坂道を多く練習に取り入れています。標高差1000mを超えることもあります。
そんな私でも「おぉっ!」と思わず漏らしてしまう角度。
この辺りはまだ足元が安定していたのですが、先に進むと土になってきます。
その土の部分もV字型に削られていて、足の踏み場のチョイスを間違うと足を滑らせたり、転倒したりする方もいました。(私も2度ほど手をつきかけました)
一歩間違うと捻挫してしまいそうです。
階段も木で整備してあるのですが、間の土の部分が踏みしめられてて若干えぐれているため、非常に歩きにくい。
さらに私は上り坂は得意なのですが、階段は苦手です。
どうにも「足を上げる」という動作が上手くできない感じです。
山道に慣れていない人にとってはかなりの難易度。
私も例外ではありません。トレイルはほぼ経験がないので、かなり苦労しました。
途中はロープを頼りに登るような場所もあったりで、トレイルランというよりトレッキングのような感じになりつつ。
たどり着いた景色は素晴らしい。
途中地図を何度も確認しながら、コースロスしないように注意を払いました。
下りになると、飛ぶように走れる方にどんどん抜かれます。
この日はタイムの計測もなく、練習会という形式だったので関係ないと言えば関係ないのですが、抜かれていくのはやっぱり悔しいです(笑)
足場が安定してからは、自分の強化のために一気にスピードを上げました。
山の中で若干の誤差はあるかもしれませんが16kmちょっとでした。
心地よい疲れです。
快適に走れる環境を作ってくださったスタッフの皆様に感謝です。
参加者の皆様、お疲れ様でした!
さて、参加者の皆様を見て思ったこと。
やはりそれぞれの走り方の特性や経験値の違いもあってか、登りこそ力を発揮する方や下りになって颯爽と下っていける方。私のようにずっと悶絶している方(笑)
身体の使い方が、その得意な場所によって違うんだなと気づきました。
ロードでも同じです。
場所に適した走り方、身体の特徴に合った走り方があります。
力を楽に引き出すための方法はちょっとした意識だったりします。
もしその点に関心がある方は、お問合せフォームからご連絡お待ちしております。