JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
私が以前は飲まなかった飲み物があります。それは甘酒です。
特に理由があったわけではないのですが、あえて飲もうとはしませんでした。
しかしあるきっかけから、飲むようになりました。
それは、大学時代に初日の出を見るために某山に登り、頂上付近の展望台の売店で飲んだ時の印象が強かったから。
冷え切った身体にしみこむような温かさが印象的で、それ以来は度々口にするようになりました。
そんな甘酒は温めて飲むだけでなく、夏は冷やしても美味しくいただける、年中楽しめる日本伝統の飲み物です。
今ではそのまま飲めるものや、希釈して飲むタイプのもの、甘酒風味の豆乳飲料など色々と関連商品が出ています。
「酒」とは言いますが、アルコール含有量は少なく、分類としてはソフトドリンクに該当します。
栄養ドリンクそのもの
甘酒は、「飲む点滴」という異名さえ持っています。
それほどに栄養価が高いのです。
甘酒を作るときに使う麹には、代謝や疲労などに関係したビタミンB群が豊富なので、身体の内外の調子を整える効果が期待できます。
甘酒には麹から作られたものと、酒粕から作られるものがありますが、麹の方がよりお勧めです。もちろん酒粕からのものも栄養は豊富です。
原材料は米を含むため、脳や身体のエネルギー源であるブドウ糖も十分に含んでいます。
活力源にもなります。素早くエネルギーにもなりやすいので、着火剤のようなイメージに近いかもしれません。
それでいて、全身で使われるので身体に蓄積されにくいという特徴もあります。
腸内環境に影響を及ぼす食物繊維も含んでいます。
またミネラル類も豊富に含んでおり、まさに栄養補給にはピッタリの飲み物なのです。
スポーツをする人にはもちろん、体重を気にしている方にも、日常を健康に過ごしたい方には誰にでもオススメしたい飲料です。
いつ飲むの?
今でしょ、とはもはや口に出すのは多少恥ずかしい気がするのは私だけでしょうか(笑)
いつでも構わないでしょう。
ただ吸収しやすい寝起き・運動後などは、より効果的に身体に働きかけてくれる期待が持てます。
整腸作用に重点を置くのであれば、食前後なども良いでしょう。
これだけメリットを挙げましたが、唯一のネックは費用がかかるということでしょうか。
ただ甘酒は麹とお米と水を使って、炊飯器などでも作ることが出来ますし、そうすることでいくらかコストを下げることが可能です。
細かい分量などは好みもありますので書きませんが、ざっくり言うと炊飯器でお粥を炊き、そこに米麹を加えます。
温度が上がりすぎないように保温をしながらかき混ぜて、しばらく置けば完成です。
どうですか?簡単そうな気がしませんか?
是非ともあなた好みの甘酒を作って、健康維持に努めましょう。
個人的には希釈タイプのものを豆乳で割るのが好きだったりします。
この割合で飲むと美味しいよとか、こんな飲み方がオススメ!とかあなたのアイディアがあれば是非教えてくださいね。