刻みから、理想の置き去り。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

1月、2月に続いて、今日は大阪30K春大会のペースメーカーを務めてきました(参考記事:緊張感ある大会

 

今回は大阪も空振りながら日程が終わり、東京やにしおマラソンの前日。大きなところでは徳島が残っているくらいなので、参加者数はかなり少なめな印象。

スタート前に紹介していただき、ひとことコメントの機会まで。

プロのアナウンサーにマイク渡されるとさすがに緊張(笑)

 

こういう状況なので、出来る限り静かに伝えたいことだけをコンパクトに。

 

理想的

さて走る方はというと、私の今回の担当ペースがサブ4(5分41秒/km)。

キリの良いところで概ね5分40秒、ゴールは2時間50分0秒~30秒程度を目標に。

 

参加人数も多くなさそうだったので、どれくらいのランナーがついてくるのか疑問でしたが、ペーサー2名に対して30名近くいたでしょうか。
思った以上に大所帯。

気候は暖かく快適。やや暑いくらい?
かなりの寒がり、かつ冷え性の私はロングTの上にTシャツの重ね着、下も足首までの普通のウェアでしたが…

 

川沿いにもかかわらず、風もほとんど感じず気持ちいい感じなので、イーブンでいくことに。

 

片道2.5kmの往復を6回行うという、少し慌ただしいコース。

速いグループとすれ違ったり、時には抜かれたり。一般の歩行者・ランナー、自転車やカートまで通るので気の抜ける場所がありません(そもそも気を抜くなですが)。

 

本当はいろいろ話したり伝えたりしながら走りたいのですが、こういう時期なのでね。。。
注意事項など最小限にとどめ(たつもり)ました。

 

そういった声掛けへの反応も良く、いい雰囲気での集団走。
皆さんの本気度が伝わってくるので、身の引き締まるような、そして楽しい時間。

 

途中からは風が出てきたので往路と復路で微調整。
出来るだけ一定のエネルギーで進めるようなイメージで引っ張ることに集中。

 

最終周回に入ると、次々とペースアップする方が!
4周目くらいで後ろに下がっていった方も数名いらっしゃいましたが、集団のほとんどの方がここまで維持したペースから上げていく。
結果的にペーサーがゴール前で置き去りにされるという理想の展開。

 

ちょっぴり寂しいけど(笑)
 

 

その力強い背中を見送りながら、心地良く走れる下地を作るのに少しは役立てたかなと。
いつも以上に気持ちよく終われました。

ゴールは2時間50分2秒。

想定に対してほぼ完ぺき。内容も工夫しながら出来たし、そういう意味では自己満足度は過去トップクラスです。

 

先にゴールされた方が待ってまで、お礼を伝えてくださったり。
「おかげさまで」といわれたけども、それが出来る準備をしていたのはひとりひとりの積み重ね。
私はただ前を走ってただけです。

 

でもね、こうした笑顔に立ち会えるというのがペーサーとしての最高の醍醐味です。
今回も充実の時間を過ごせました。

ありがとうございます!

 

今回の経験、そして現れた課題をそれぞれの目標に繋げてください。
その先の最高の笑顔が生まれますように。

 

今月はまだ続く

ありがたいことに、ペーサーとして走らせていただくのは今月まだあります。
月末のなにわ淀川マラソン。
どうやら土曜、日曜、両日いるらしいですよ。