しんどくて当然。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

やり取りをする中で…

 

「最近○分ペースがキツいんです」
「10kmが精一杯」

 

など、以前と比べた率直な現状を聞かせてくださる方がいます。いつもやっていることが出来なくなると不安になりますよね。時には「今日はダメだ」とモチベーションが下がってしまうかもしれません。

 

でもその日の気分や体調、気候によって身体の感じ方は違ってくるのですから、強度を違って感じるのは当然です。特に連日の猛暑。気温そのものだけでなく、屋内との寒暖差などによる蓄積での疲労も間違いなくあります。

 

そういった様々なものが影響するのですから、あなたにとっての「いつも」の強度が違って感じることは当然です。

気にする必要はありません。
むしろ「いつも」を追い求めてしまうと、強度が上がりすぎてしまう恐れもあります。意図して強度を上げていくのであればポイント練習として効果も期待できるのですが、上がってしまうのであればただ疲労がたまるだけ。リスクに対してメリットが少なくなりますので、気をつけてください。

 

 

そこで役立つのが気温の及ぼす影響の概算をすること。Run SMART Projectのサイトで計算をすることが出来ます。

 

こちらのサイトの左下に「+Advanced Features」というところから気温(標高なども)を入力することで、その影響を反映して結果を調整してくれます。

たとえば5kmを25分で走るとします。気温が基準値(15℃)であれば25分。30℃なら26分03秒。35℃なら26分23秒。あくまで計算上ですが、これだけ負荷が上がるということになるのです。

 

ですから、いつものペースをしんどく感じることに対して、自分を責めたりモチベーションを下げないようにしてください。それが当然なのですから。割り切って取り組みましょう。

 

 

日本の場合は気温だけでなく、湿度も大きな影響を及ぼしますのでもう少しペースに余裕を持っても良いでしょう。ちなみに湿度がペースに及ぼす影響に関しては、数式である程度の目安を出すことが出来ます。
こちらはトレーニングメニュー作成時などに使用しています。関心のある方は直接お問い合わせください。

 

 

ともあれ気温なども考えて、身体を大事にしながらトレーニングに取り組んでください。健康第一!