規定が変わる。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

世界陸連がシューズに関して、今年の12月1日から適用する新たな規定を発表しました。今年発表されたマラソンのシューズに続く規定となります(参考記事:基準)。

 

その中で興味深かったのは、種目別でソールの厚さが定められたこと。400mまでは20mm以下、距離が800m以上のトラック・クロスカントリーではスパイクの有無にかかわらず25mm以下。その他フィールド種目では原則20mm以下、三段跳びは25mm以下とされました。

 

これによりマラソンで話題になった一般的に認知されているNIKEのアルファフライ(39.5mm)やヴェイパーフライ(36mm)などの厚底シューズは使用できなくなります。

ただ記録で国内上位に来るような選手に関しては、このような厚底シューズではなくスパイクを使っているケースの方が多いのでどこまで影響があるかはわかりません。高い次元での一瞬の力(スピード)を発揮するには、スパイクの方が良いのかもしれません。

 

 

冒頭で触れた今年の改定によって厚底シューズのソールの厚さやプレートの枚数などに変更があり、それに合わせて各社が新しい基準に沿ったシューズを次々に発表したのは記憶に新しいところ(参考記事:シューズの戦い)。今回も似たような流れが作られるのではないかと思っています。

実際に世界陸連のグループはこの規則について「主要なシューズメーカーと幅広い合意をしている」というコメントをしています。おそらくすでにこの規則に合わせたシューズが開発をされていることでしょう。きっと秋にかけて次々と発表されてくるはず。競技者、開発者は大変だとは思いますが…あと消費者もどのタイミングで何を買うか大変ですけど(笑)

 

そういう変化も含めて楽しみにしたいと思います。