今の形で作ってみないか。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

日常生活にも大きな変化を余儀なくされている昨今、スポーツ全般も影響を受けています。競技そのものが中止・延期になったり、全く違う形で行われたり…この影響はまだまだ読めませんし、続いてしまうでしょう。
スポーツの場は大きな感染源とはなってはいない(と思われる)ものの、いつなってしまうかはわかりません。

 

そんな中で、箱根駅伝、全日本大学駅伝と並んで大学生の学生3大駅伝と呼ばれる出雲駅伝の中止が決まりました。台風で中止となった2014年以外には、中止になったことはありませんでした。

 

競技の場が無くなることは残念ですが、今関東・関西圏を中心に全国的に感染者の増加がみられています。
そういった場所に比べ地方は医療などの態勢が十分でない場合が多いうえに、年齢層も比較的高いのが現実。それを駅伝のように長い距離を使用してしまうと、コース上の観客を管理することが難しくなり、感染が出た場合にも対応が難しくなってしまいます。

 

観客に声を出すなと言っても無理でしょうし。

 

現状を考えると、当然の判断のように思えます。出雲に限らず、全日本や箱根、女子の富士山、都道府県…いずれも難しい気がします。

残念ではありますが…

 
選手の残念な気持ちは、見ることができないだけの我々とは比べ物にならないと思います。どこかでぶつける場所を作ってほしい。

 

出来ないなら出来るものをつくる

駅伝然り、マラソン然り、今のままでは開催は簡単ではないでしょう。
でも今年にかけた選手はいるわけです。そういう選手の集大成の場はどうにかならないものか…

 

と思ってしまうのです。
 

 

出来る方法は何かないか?
一般道を長距離・長時間使用することはまず現実的ではないでしょう。

 

どこか一般人が入ることのできない場所、あるいは入場制限をすることができる会場を使っての周回コースという形であれば駅伝に近いものは出来るのではないかと思うのです。
たとえばどこかの基地の中とか、競技場の中とか。

 

区間によって周回数を変えるようにすれば、距離を変えることができますから、「花の〇区」を強制的に作り出すことは出来るかもしれません。
場所を周回にすれば少ないスタッフでサポートができます。選手・スタッフ共に大きな移動をする必要もなくなります。

2019年箱根駅伝です

簡単ではないかもしれないけれど、街中を走り回るよりは可能性はあるのではないでしょうか。
テレビ中継では変わり映えのしない絵面にはなるかもしれませんが、単調なコースだからこそ生まれるドラマもあるかもしれない。

 

今までの形にこだわって「あー無理だー」と嘆くより、今の形で出来るものを模索した方がいいのではないか。
早く動かないと自治体を説得する時間も無くなる。ダメもとでこういう動きが出たら、選手が思いをぶつける場もできるのではないでしょうか…