秋の訪れ。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

強い雨が降るたびに、気温が下がって秋が近づいてくるのを肌で実感しています。

秋分の日は今年は9月22日。
暦の上でも秋が本格的に来たなと感じます。

秋には読書の秋のように「○○の秋」という表現がたくさんあります。
あなたは何の秋が思いつきますか?

私にとっては、なんといっても食欲の秋!

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元々は馬が肥える時期には事変が起こるぞという警告を発する意味だった、「天高く馬肥ゆる秋」という言葉も、現代では文字通り肥えることを警告したものになってきています。

実際に秋は美味しい食材がたくさんありますね。
でも美味しいだけでなく、暑い夏を乗り越えて疲れた体に優しい食材がたくさんなのです。

まずは、さんま(秋刀魚)。
秋の魚と書くだけあって、脂も乗って非常に美味しい。刺身や焼きはもちろん、鍋に入れてもいいですよね。
胃腸を温めて、消化を助ける役目も果たしてくれます。夏で疲れた内臓にはぴったりではないでしょうか。

柿。
水分やビタミン面でも豊富に含み、高血圧予防にも効果があるとされています。肝臓の解毒作用を助ける役割も果たしてくれるので、飲む機会が多いときには良いかもしれません。
生やスイーツとして食べるのはもちろん、柿酢などに加工するのもありでしょう。

なす。
焼くのもいいし、酸味を加えてさっぱり仕上げてもいいし、油との相性も抜群のなす。
秋ナスは嫁に食わすな、などと言いますが、子どもを望む意味での縁起や健康面を気遣った言葉とされています。
血流を良くして、身体を冷やす効果もあり、腹痛にも効果があるとされていますが、食べ過ぎてしまうと逆効果。
美味しすぎて、食べ過ぎを防ぐ意味での警告だったんでしょうね。

ぎんなん。
茶わん蒸しや炊き込みご飯、焼いて食べることで香りが楽しめるぎんなん。
滋養強壮が期待でき、血圧も正常に保ってくれる効果があります。
ただし生で食べると中毒症状のおそれがあるので注意してください。

さつまいも。
焼いても、蒸しても、煮ても、あの独特な甘みは魅力的ですよね。
消化器系の機能を高めてくれます。生姜やレモンで風味づけをすると、一味違った味わいも楽しめます。
しかも豊富な食物繊維や熱に強いビタミンを持っているので栄養面でも期待できます。

キノコ類。
言うまでもありませんね。
うま味の宝庫です。うま味を逃がさずに調理するためには、なるべく時間をかけて加熱をしていくことがポイント。
時間がないからと強火で仕上げるのは、ちょっぴり損です。

その他、挙げればきりがないほどに出てくる秋が旬の食材。

旬を迎えるには、それにふさわしい意味があるのです。
初物を食べると75日寿命が延びるという言葉があります。

明日の食卓に、1品目加えてみて少し秋の訪れを感じてみてはいかがですか?