予選会が変わる。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

もうすぐ上半期が終わります。ぼーっとしてると時間の流れに飲みこまれてしまうので、取り組みも含めて地に足をつけていかねばと強く感じています。夏本番、体調管理も含めてパワー全開で乗り越えられるよう体勢を整えていきます。

 

さて、スポーツに興味が無くても一度は耳にしたことがあるであろう箱根駅伝。

お正月の風物詩と言っても過言ではありません。もはや陸上種目というよりは「箱根駅伝」という種目と言ってもいいほどな気さえします。

学生スポーツにもかかわらず、注目度はトップクラス。私自身も物心ついたころからお正月に駅伝を見るのは当たり前でしたし、出身校が出場するとなるとやはり応援したくなります。

 

本戦を走ることが出来るのは、20校×10名ずつの本当に限られた選手。これから予選に出場できる学校を増やすなどの議論の可能性も噂されていますが、いずれにせよ狭き門です。

 

予選がある

本戦に出るためには2つの方法があります。1つは前年の大会で上位10チームに入ること。そのチームは翌年出場のシード権が与えられます。(※今年度に関してはもう一つ方法があり14~18年度のインカレポイントが最も高い日大も出場権があります)

本戦11位以下のチーム(途中棄権含む)は、秋に行われる予選会を勝ち抜かなければなりません。これがまた過酷。この時期は他の駅伝や記録会なども行われており、体調のピークを合わせられるかが問題。ここをピークにした場合、他の大会や箱根本戦に調子を落とすということもあり得るからです。

 

またその順位のつけ方も独特。各チーム登録選手が最大14名。その中から実際に予選を走るのは最大12名。走ったメンバーの中で上位10名の合計タイムで順位が決められます。(実はこの予選会にエントリーすることが出来る選手も1万メートル34分以内の記録を持っていなければならず、この時点でハードルは高くなっています。)

 

予選会ではエースにはとにかく貯金を作ってもらうように援護したり、集団走をしたりと各学校は様々な作戦を組んで準備をします。しかし、駅伝のように「流れ」というものが感じづらいため、ひとりひとりの選手の力が試されます。本戦以上にチーム全体の力が求められるまさに総力戦。

ここ数年は天国と地獄と言えるほどの違いがある出場権争いは10秒ほどの差で決まるほど、息のつけない展開が待っています。某監督の著書のタイトルにもなっていますが「その1秒をけずりだす」走りが全員に求められるのです。

 

 

変更がどう影響するか

そんな予選会ですが、今年から大きく変わることがあります。昨年までは20kmだったその距離が21.0975kmのハーフマラソンの距離に延長されました。

走ったことがある方はわかりますが、この1kmは「たった」というには大きすぎます。距離は1km超ではありますが、スピードの限界ぎりぎりで走るハーフマラソンにおいて最後の1kmは体感で凄く長く感じる人もいると思います。

 

10人で10.975km。時間にするとキロ3分ちょっとで走る彼らレベルでも合計タイムで33~34分ほど変わってきます。

ましてや精神的に極限状態で走る1kmは、1人で10秒変わることは十分にあり得ます。1秒を争う中でのこの距離の延長は大きな影響を及ぼすでしょう。

 

 

ただ本戦はほとんどの区間がハーフマラソンより長い距離設定なので、より本戦向けになるのではないでしょうか。この1kmちょっとがどんな出来事を起こすのか、今から楽しみです。

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