一筋の光。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

オリンピックの陸上競技の最終種目である男子マラソン。

トラック1万mにも出場・入賞を果たしたアメリカのラップ選手が見事銅メダルを獲得しました。

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近年、陸上の中長距離では特にケニア、エチオピアといったアフリカ勢が圧倒的な存在感を放つ中で、貴重な結果を残しました。

短期間に行われる1万mとマラソンの両種目において結果を残せたことだけでも十分すごいのですが、アフリカ勢に割って入ったことが大きな意味を持っていると思います。

 

彼が所属しているのはナイキ・オレゴン・プロジェクト。日本人では5000mでの日本記録を持っている大迫選手も所属していますね。

 

アフリカ勢が速いのは、生活環境や体格など変えようのないものが有利に働いているという見解もある中で、違う国籍・人種であり環境も異なる地域出身の選手が結果を残したのです。

 

私が思うにその結果が示す意味の1つは、アフリカ勢が有利な状況だから勝てるわけではなく、そこに本人の努力があるからこそ結果を残せているということ。
これは当然のことなのですが、日本人は特に「アフリカ地域出身の選手だから速い」と思っている方も少なくないと感じるので、そうではないということを示してくれていると思います。

 

もう一つは、練習方法次第でアフリカ勢を打ち負かすことが出来るということです!

 

正直なところ、この役割はラップ選手ではなく日本人選手に果たしてほしかったというのが本音ではありますが…
それでも面白いレースが見れたので大満足です。

 

ナイキ・オレゴン・プロジェクトでは、心身ともに鍛え上げる練習メニューを組み、長いスパンで計画を立ててじっくりと育てていく方針を取っているといわれています。(私自身は所属できるわけもないので真相はわかりませんが)

実際に、同じくプロジェクトに参加しているトラックの絶対王者ファラー選手も結果を残せていることを考えるとこの方法は効果があるのではないかと考えられます。
※ただし、聞いたことのあるメニューは市民ランナーがこなせるレベルをはるかに超えているので参考にはできません(笑)

 

方法次第で現状打破をするチャンスがあるというのは、レベルこそ違えど私たちにも十分当てはまります。

自分でメニューを考えていても、なかなかそれを実行するのが難しい。
全力を尽くそうとしても、相手がいないために101%の力を発揮することが出来ない。

そういうことは往々にしてあります。

せっかく続けていくなら、少しでも上を目指したいと考えるのは自然なことです。

 

上に行きたいのに、なかなか成長を実感できない。

そういう方にこそ、是非ともそのきっかけを作ってほしいと考えておりますし、その力になることが出来ると断言します。
まずはあなたの話を聞かせてください。

ご連絡、お待ちしております。