予感。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。

 

目覚まし時計を使わずに朝を迎えられる日が来るのを、待ち遠しく感じるのは私だけでしょうか。

昨日はそんな日でした。

 

 

刺激

午前中に用事を済ませ、午後からは福岡国際マラソンを見ました。

主に注目されていたのは、初マラソンとなる神野選手や国内初マラソンとなった大迫選手、毎回見せ場を作ってくれる川内選手というところでしょうか。

 

他にも実績や知名度と言う面で、佐々木選手や佐藤悠基選手、前田選手、高田選手、園田選手、設楽啓太選手辺りは名前を聞いていました。

 

そんな中、日本人トップになったのは大迫傑選手。

 

 

2時間7分19秒という素晴らしい記録(日本歴代5位)はもちろんですが、それ以上にレース中のフォームやレース展開というものに衝撃を受けました。

 

ペースメーカーが外れると同時に大きく変化させるアフリカ勢の揺さぶりに対して、ある程度対応。

終盤は少しブレが見られましたが、それでも大きなストライドを最後までしっかりと維持。

 

最近の日本の男子選手はどちらかというと、スピードへの対応が十分に出来ずに一旦遅れつつも終盤粘って持ち直すという展開の方が多かった印象です。

今回もそうですが、昨年の福岡国際マラソンや今年の世界陸上で魅せた川内選手(彼は毎回魅せてくれますが)のような走りは見ていて熱くなりますし、期待も持てて応援しがいがあります。

今回も早々と先頭からは遅れましたが、じわじわと追い上げMGC出場権まであとわずかの日本人4位まで来たのはさすがの走りです。

 

 

私自身は次元こそ違えど、粘るタイプのランナーだと自負しておりますので川内選手の走り方はとても好きなのです。あんな走りをしたい。

 

 

しかし、今回大迫選手が見せてくれたような、しっかりと前線で「戦える」走りをすることが今後世界を相手に優勝を争うという意味では必要なのかもしれません。

 

 

ここ2年ほどは、比較的若い選手が積極的なレース展開を見せてくれることがしばしばあります。

今回、大迫選手以外でMGC(東京オリンピック代表選考会)の出場権を獲得したのが23歳上門選手と25歳竹ノ内選手の2名。

 

マスコミに注目されているような選手ばかりでなく、こういう選手が増えてほしい。

 

このように殻を突き破るような走りを目の当たりにすることで、「俺にも出来る!」という選手がさらに出てくる予感…というか期待。

そして、さらなる高みで勝負を出来るように、陸上界全体が取り組んで行けたら良いなと感じます。

 

 

 

 

調整

例年はフルの約1か月前に調子・現状の確認の意味もかねてハーフマラソンに出ていました。

今回はそれがなく、いきなりフルマラソンと言う流れ。

自分なりに負荷をある程度かけなければならないので、ペース走を行ってきました。

 

 

どれだけ余裕を持てるかが大きな課題。

スピードを上げたくても我慢し、万が一落ちそうになっても落とさない。いろんな意味での我慢の走りを体現するための設定で1km@4分30秒での25km走としました。

 

ここのところ、自分のレースペースでのトレーニングをしていなかったので、不安を抱えながらのスタート。

走り出しての感覚は、思ったより良いものでした。

 

 

23km過ぎに予想外の人混みのため、少し歩きを入れることを余儀なくされた(そこは時計を止めました)関係で、再び走り出した時に想像以上の負荷を感じましたがタイムもブレずにしっかりと走りきることが出来ました。

 

消費カロリーが…これを補うだけ食べないと(笑)

 

残り3週間をきったので、調整にも力を入れつつ頑張ります。