補給も試しておきましょう。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。

 

気候に合わせた準備をすることは、大会を苦しいものではなく楽しいものにするためには重要な要素と言えるでしょう。参考記事:クールに寒さ対策

 

 

どんな準備をしたとしても、当日どのように走るかということが結果に大きく影響します。

走り方ではなく、補給という面に目を向けてみます。

 

 

 

何が必要か

  • 給水

タイムを狙う方も、走りきることが目標の方も身体のことを考えると忘れてはならないのが給水。

私自身の経験からもハーフマラソンまでの距離の一部の大会を除いては、エイドにスポーツドリンクと水は置いてあります。最近はそれに加えて、ジュースやコーラなどの炭酸まで置いてあるところもありますね。

 

給水に関しては、何も持つ必要はないでしょう。

 

公設エイドで間に合わせることが出来ます。どうしても飲みたい種類がある場合には持って行くのも良いとは思いますが、身体にフィットするポーチなど揺れにくいもので持って行きましょう。

そのようなズレやストレスは大きな負担になります。

 

どんなものを飲むにせよ、のどが渇く前に飲むというのは重要です。

 

少しでも、なんなら口に含むだけでも構わないので序盤から口に入れていきましょう。

 

  • 補給食

食べ物に関しては、意見が分かれるところです。

客観的に見て、「そんなにいる?」と思ってしまうほどジェルなどを持っている方もいます。

走りきるために大きなエネルギーが必要です。もしエネルギーが枯渇してしまうとハンガーノックと言われるような状態になり、完走どころか命の危険さえ出てきてしまいます。

 

とはいえ、すべてをレース中に補給する必要はないのです。

 

ましてや摂取して、身体に吸収され、その効果を実感するまでには一定の時間が必要です。

どんなにゆっくり走る人であっても、35km過ぎで摂取したジェルなどは効くころにはゴールしている可能性が高いです。

 

 

体内に蓄えたものをエネルギーに効率よく変える循環を身体に覚えさせておけば負担は小さくできます。

大会によってはバナナやパンなど軽食を置いてある場合もあるので、その場合は特に必要ないかもしれません。

 

 

ちなみに私が初めてフルマラソンに挑戦したときには、空腹感を覚えることに不安があったため大好きなあんぱんとバナナをポーチに入れて走ったことを覚えています。(もちろん完食しました)

振り返ってみると、なくても走れたとは思います。

 

 

今では基本持ちません。

持つとしても、一定の距離を決めておく、あるいは気分の切り替えのために摂取するという形で使うのをオススメします。

 

私はかさばらずに疲労対策と気分転換をするため、この3種類を大会の距離などに応じて使い分けています。効果はもちろんですが、自分の気持ちにスイッチを入れるためのツールとしての意味合いが大きいです。

BCAAアルギニンプラス。

 

 

メダリスト アミノダイレクト。

 

シトリック アミノ。

 

味が美味しいことは必須ですね。

 

 

「何がいいのかわからないけど、とにかく保険のために持っておきたい」という方は、前日受付などの会場にショップがある場合や大手のスポーツショップに大抵「完走セット」なるものがあるので、ポーチに入れておくのも方法の1つかもしれません。


ともあれ、まずはご自身の身体に合うもの、合わないものを整理しておきましょう。

 

中には固形物を口にすると腹痛や吐き気を覚える方もいます。一方、何でも食べられる人もいます。

ぶっつけ本番ではなく、トレーニングの段階で食べてみる練習も加えましょう。固形物を食べられるのか、食べられない場合は何なら受け付けるのかを把握してトラブルを避けましょう。