JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
先日は飲み物について書きましたが、食べ物はどうでしょうか。
運動時に関して一言でいえば、食べ物も飲み物と同じくこまめに少しずつ摂るべきです。短時間なら問題ありませんが、長時間ならなおさらです。
食べられる量がどうであれ、体内に入ってからエネルギーに変わる仕組みには違いはありません。
食べ物の種類や調理方法によって大きく差はありますが、食べたものがエネルギーになるまで早くても数十分、長いものは数時間かかってしまうといわれています。
ですので、「お腹が空いた」と感じた時にはすでに遅いのです。
その前に少しずつ摂取することをおすすめします。
量を少なくというのは、食後腹痛を起こすリスクを減らすためでもあります。
私は食べた直後に走っても痛くなりにくいのでそれほど気にはしませんが、多くの人はそうではないと思いますので、タイミングと量には気を付けるべきだと思います。
運動時に限らず、食事はやはり規則正しく摂った方が健康のためにも良いと考えています。
日常で休日など極端に動かない日がある場合、その日は食べなくても倒れたりしないかもしれませんが、決して身体に良いとは言えません。
断食など医師の指導の上で行う食事療法もありますが、個人で行うのは安全とは思えません。
男性は健康診断等自分以外からの指摘、女性は自らの意識などがきっかけとなって減量を目的に運動を始める人も多いと思います。
そして下のグラフを見てもわかるように、運動だけでなく手早く体重の数値を減らすために食事を減らす人が多いという事実があります。
―ダイエットに関するアンケート調査(2012)より
このアンケートは2012年にスマートフォンユーザーである300人の女性に取っているものなので、一般論ということは出来ませんがこの傾向は男性に枠を広げてもそれほど変わらないという印象を持っています。
確かに食べなければ「減ります」。
しかしそれは見た目の数字が一時的に減っているだけで、痩せたということは出来ません。
むしろ太りやすい体を作っているのです。
食事を摂る回数を減らすと体は枯渇状態になり、より栄養を欲するようになります。
栄養を吸収しやすい体を作ってしまうわけです。
生きている限り多少なりとも動きはあります。その動きをするためのエネルギーとして、本来なら食事から得られるエネルギーの代わりとして筋肉を燃焼させようとします。結果として筋肉は減少します。
筋肉が減ることで、代謝が下がりエネルギー燃焼効率も下がります。
まさに負のサイクルです。
それだけでなく、冒頭で長時間の運動時にはこまめに少しずつ食べたほうがいいと書きましたが、空腹状態で運動を続ける場合には、ハンガーノックという極度の低血糖状態になることもあり得ます。
これは車でいうところの「ガス欠」状態で体がいうことを聞かなくなる状態です。
私自身、以前自転車に乗ってる時にこの状態に陥り、おおげさでもなくペダルを「一漕ぎも」出来ない状態になってしまったことがあるので、その怖さを経験しています。
まさに灰になったような状態です。燃え尽きです。
ダイエットなどを行う場合はその目的や効果、危険性など色々な側面を持っていることを理解したうえで実行したほうが安全です。単純に食べないことを選ぶのは危険です。
体重を減らすためであれ、増やすためであれ、運動のためであれ、やはり食事はしっかりととるべきです。
その中身を見直すことで、それぞれの目的に近づくことが健康的に過ごす秘訣だと考えます。
食事の内容やタイミングなど、具体的にどうしたらよいのか知りたいという方は、問い合わせフォームからお気軽にメールをいただけたらと思います。
