JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
もうすぐ2016~17年の一般的な「マラソンシーズン」が終わろうとしています。
結果を残せた人も、そうではなかった人も当然いることでしょう。
もし「コレで走るのはおしまい!」という場合は良いのですが、そうではない人にとって楽しく継続するために大きな役割を果たすのは、成長することです。
成長を振り返り目的を新たに設定することは、達成感ややりがいを見つける大きな助けになり、あなたのモチベーションを生み出します。
あなたも続けるなら今の状態を向上させたい、あるいは最低でも維持したいと思いませんか。
年齢を重ねる中での維持は、成長にも等しくなってきます。
しかし覚えておかなくてはいけないのは、成長を実感するには今の自分のことを理解しておく必要があるということ。
そうしないと成長できたかどうかを判断することが出来ませんからね。
日々の練習や大会を通して、自分がやったことを振り返ることが役割を持ってきます。
例えば、大会前の当日を含んだ一定期間で、食事や水分補給はどうだったか。
睡眠はどうだったか。
そこまでの練習内容や直前の体調。
当日スタートまでの準備の進め方。
実際に走り出してからの感覚や展開。
などなど、挙げれば無数にあります。
完全に上手くいったのならその流れを踏襲出来るように努力すればいいですし、どこかで失敗したなと思ったら原因と思われるところを変えてみれば、何かが変わるかもしれません。
お腹が痛くなった、脚が攣った、頭がくらくらした、身体に力が入らなくなったなど走っている最中に起こるアクシデントには、何らかの原因があります。
ひとつひとつその可能性をつぶしていくことが、次に向かって前進するためには必要です。
何度も同じ失敗を繰り返すのは、成長とはいえません。
いつも同じ状態になるのは「自分の体質だから」と諦めずに、変わるかもしれないと行動をしてみましょう。
上手くいけば御の字ではないですか?
やらなければ変わらないのですから。
後悔ではなく反省をして、次に繋げられるようにまずは振り返ってみませんか。
野村克也さんの言葉だそうです。
「反省とは未来に向かってするもの」
後悔ではなく、反省をして前進しましょう!