「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
昨日に続いて旬を逃してますが、7月25日に世界を目の前で見てきました。

サッカー、パリサンジェルマン(以下PSG)のジャパンツアー、最終戦のガンバ大阪です!
ワールドカップ開催の年にその選手たちを見られると思うと興奮が収まりませんでした。チケットの当選連絡の時詐欺メールかと思ったくらい(笑)
「全員、超人。」のキャッチコピーですが、メンバーを見るとほぼ全員がワールドカップに出場する強豪国の代表選手。
それだけ能力の高い選手が集まってチームとして作り上げているわけです。
試合を見ると、まさに超人の集団。

とりわけ有名なネイマール選手、メッシ選手、エムバペ(エンバペだったりムバッペだったりいろんな表記ありますが、エムバペでいきます)選手が同じピッチに立つ時間が数分間ありました。
ジャパンツアーで3戦予定している最終戦だったので、もしかしたら試合に出ないかも?とかさえ思っていたところ、まさか同時に見られるとは!
こういうファンを意識した起用はありがたい。感動。
私は上から見ていたので空いている選手などが見えるのですが、ピッチという同じ目線で「なぜその位置が見えてるの?」というパスを出していたメッシ選手などはさすがだなと思いました。
独特の細かいタッチのドリブルでの急加速、凄い。
ネイマール選手「らしい」ペナルティエリア周辺でのファールを誘う動きや独特のリズムのドリブルも見られましたし、エムバペ選手の大きな体を使ってのパワーとスピードをいかしたドリブルなどもうね、見たいプレーが見れてね…言葉にならないです。
個人的には左サイドバックをやっていたヌーノ・メンデス選手がお気に入り。
速さと強さ、そして上手さも兼ね備えて、状況を打開できる選手の一人じゃないかと。
「はやさ」の違い
試合を通して感じたことが「はやさ」の違いです。
公式戦ではないのでお互いにフルメンバーというわけではありませんでしたが、ガンバ大阪はモチベーションが高かったはずです。
シーズン中ですからコンディションも悪いわけではないはず。
実際に試合開始直後から前線から強いプレスをかけるなど積極的に主導権を握ろうという動きが見えました。
どの局面でも「一生懸命に動いていた」というのが印象です。
一方PSGは海外遠征ですし、5日間で3試合目。
メンバー交代は各試合全員交代出来るレギュレーションではあったとしても、万全の体調ではなかったでしょう。
ゆったりしたパス回しをする場面もありました。でもそれもただ楽をしたいわけじゃなく戦略ですよね。
随所に光るプレーを見せてくれました。
スタジアムも拍手(声出しOKなら相当な歓声だったことでしょう…ルールを守るって気持ちいいよね)。
全体のスピードや各選手の走行距離だけなら負けてはいなかったのではないかと思います。(実際の数字は見ていませんが…)
ただその「速さ」の発揮の仕方が違う。
ここぞという時に一斉にスピードを上げていく。
ボールを奪った後のカウンターに出るときに、ガンバもそうですし日本代表の試合を見ていても、奪った周辺の2~3名だけが動いている感じ。そこにあとから1人、2人と加わっていくような形でゴールへ向かうベクトルが細く長く、というイメージ。
一方PSGはそれに連動する人数が多く、さらに一人一人のスピードの上げ幅が違う。
一瞬の速さは、まったく次元が違うように感じました。
その違いがベクトルの太さを生み相手に「圧」を与えることができ、厚みのある攻撃に転じることができるのではないか、と。
パススピードやトラップ、ボールを受けた際の体勢やボールを置く位置といった基本的な技術が高いうえに、そうしたチームとしての共通認識が出来ているわけです。
凄かった。
スコアは6-2でしたが、本当にいいもの見たな、という感じでした。
90分間ずっと全力で走り続けられたらそれは理想でしょうけど、暑さや疲労、戦略を考えたら現実的ではありません。
日本の場合は(特に学生時代)、プレーのペースを落とすことは良しとされない印象があります。
頑張ることが美徳みたいな。
でも試合全体を見て、こうした「メリハリ」を効果的に用いることができるようになれば、日本人が持つ敏捷性をもっと効果的に発揮して、サッカーに幅が出来るんじゃないかと思いました。
特にフィジカルの強さで差がある国にはこうした共通認識の質を高めていくことが必要ではないかと。
蛇足
吹田スタジアムに始めていきました。

スタジアムはきれいで、座席もゆとりがありいい感じでした。
あとは移動が…(特に帰り)
もし行くとしても昼のゲームだな…