実力は、意識で引きだす。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

取り組んでいることが運動であっても人前に出るようなことであっても、大事な本番前には大きく分けて2通りに分かれます。楽しみで仕方がない人と不安でいっぱいになる人。自信過剰は良くありませんし、不安が全くないというのも難しいでしょう。過ぎたるはなんとかです。

とはいっても、どちらの方が実力をより発揮しやすいでしょうか。性格もあるので一概には言えませんが、割合としては楽しめる人の方が高いと言われています。

 

ちなみに私は緊張するタイプだったと記憶していますが、人前に出る機会を多く経験できたことで楽しめる思考になってきています。そのような意識が先行して働くようになった場合、力を発揮できる可能性も高まります。

 

不安をなくすために

適度な集中をして力を十二分に発揮できる状態を「ゾーンに入る」と表現する人もいます。ではそのゾーンに入るにはどうすればいいのでしょうか。

不安を消すにはまず失敗が必要。失敗をしたときを振り返り、それがどのように起こったのかを考える。そしてその対処をやってみて、クリア出来たらその不安が薄らいでいきます。成功した体験を積み重ねることで「あのとき出来たから本番も大丈夫」と考えられるようになります。

一切失敗したことがない場合は、それはそれで不安になるのではないでしょうか。もし練習をする中で全部上手くいくという場合は、設定レベルが少し低い可能性があります。チャレンジしてみましょう。

 

 

そして、そこでどうしたいかという強い意志が必要です。良いパフォーマンスを発揮したいとか、具体的な記録などの数字を狙いに行くという気持ち。どこまでその内容を具体的にイメージを作れるかというところが重要です。いきなり突拍子もない目標を立てても無駄です。日々の積み重ねの中で持っていた目標があるはず。それを少しずつ鮮明に、具体的にしていって本番に臨みましょう。

 

これらのことを繰り返して、どんな状況でも対応できるようにあらゆる条件を想定していきます。これも一朝一夕にできることではありません。

 

意識を持った日常で「出来る」を積み重ね、その「出来る」に具体性を持たせ適度な自信を抱く。

「ここまでやってきたんだから、大丈夫。」

 

どんな結果になっても、あなたは受け入れられるようになっているはず。出来なかったことより、出来たことを見つめてみましょう。