JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。
今日は練習会予定でしたが、昨夜のうちに中止を決定しました。
結果的には、今日はかなり強く降っていて気温も低めだったので、参加の皆様の体調面を考慮すると中止にして良かったのではないか、と自分を助ける要素を見つけようとしています(^_^;)
楽しみにしてくださった方もいる中、改めて申し訳ございませんでした。
これからの季節でランニング中に雨で濡れるのは、終わった直後に自宅に帰れたり、温泉など温まれる環境であれば大きな問題ではありませんが、それ以外では走ることを難しくする要素の一つとなります。
ネットなどで検索をすると、「雨でもこうやって走ろう!」ともう走る前提でお話が始まってますが・・・
雨なら休むのも手です。
路面が滑りやすく、うっかりマンホールやグレーチングに乗ってしまうと転倒の恐れがあります。
ウェアはともかく、靴が濡れることを嫌う人も多いと思います。
身体が冷えやすく、走っている最中はそれほど気になりませんが、すぐに対処しないと体調を崩す原因になりかねません。
なにより、テンションが上がりにくいです。
そんな日に、無理して走ってもそれほど成果が出るとは思えません。
思い切って休むのも戦略のひとつと言えます。
どうしても落ち着かない場合は、自宅で身体の関節の可動域を意識した動きづくりなどをオススメします。
どのような動きかというと、言葉で伝えるのは難しいですが、主に股関節、肩関節、骨盤の動きに刺激を入れるという形です。
詳しくは練習会や動きづくりイベントにご参加いただければ、一目瞭然かと思います(宣伝です)。
筋肉トレーニングを行う人も多いと思いますが、それもひとつの方法です。
ただ私はあくまで個人的な意見として、筋トレはよほどやり方に気を付けないとランニングの上達には繋がりにくいと考えておりますので、ここでは特に触れません。
しかし、確かに雨でも走るメリットはあります。
まず走ることを習慣とすることが出来ることや、自分のスケジュールを崩さずに行えること。
特に市民ランナーである場合、週末しか時間を取れない!という方もいらっしゃると思います。その貴重な週末に雨に降られると、練習予定に大きな狂いが出てきてしまうかもしれません。
それを回避するためにも、走ることを続けるには意味があります。
強化面でも濡れた路面では、脚の使い方も多少変わってきますので刺激が入る場所も違ってきます。
何より大会当日に雨が降ることも当然あります。
雨の時の経験値を高めることで、濡れても動じずに普段通りの力を発揮できる可能性が高まります。
ただ、雨で走る場合はたとえ昼間でも反射板やライトなどを身に着けて目立つようにしましょう。
あなたが思っている以上に、車からの視野は悪くなります。
自分が見えていても、相手に気付かれなければ事故に遭う危険性は下がりません。
あなた自身の視野も、晴れの日より広くなることはほぼ間違いなくないでしょう。
車だけでなく、自転車や歩行者にも気を付けましょう。ランニングとはいえ、ぶつかることは大変危険です。
また雨とはいえ、なるべく身体が冷えないようにポンチョなどを着て保温に努めてください。
濡れた後はなるべくすぐに身体を温められるように、準備をしましょう。
そこで体調を崩して1週間走れない・・・なんてことになったら本末転倒ですから。
自分のスケジュールや体調とよく相談しながら、メリハリをつけて取り組んでいけるのが一番だと思います。