この波に乗って。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

またしても陸上長距離において世界新記録が生まれました。

UAEで行われたラスアルハイマハーフマラソンにおいて、エチオピアのアバベル・イエシャネ選手が1時間4分31秒の女子ハーフマラソンの世界記録を更新しました!

これまでの自己記録を1分以上更新し、従来の世界記録1時間4分51秒を大きく更新する快走。

 

ちなみに2位にはフルマラソンの現世界記録保持者であるブリジッド・コスゲイ選手。こちらも1時間4分49秒と従来の世界記録を上回ったことからも非常に高いレベルでの争いだったことがわかります。

 

 

この2人の今大会での10kmの通過タイムが30分18秒。ロードとトラックの違いはあれど、日本女子の10000mの記録は30分48秒。距離が長いハーフよりも30秒も遅い記録。
ハーフマラソンで考えても日本はようやく新谷選手が昨年1時間6分台に突入したばかり。残念ながらこの距離ではまだ戦える「記録」ではありません。今は速さではかなわない。
でも勝負となればわからないとなってほしいし、そうなる可能性があるのが面白いところ。

 

 

ハーフマラソンという距離は注目を浴びる大会は少ないですが、世界のトップ選手と競り合うような場面を見ることが出来たら…興奮するだろうなぁ。

 

 

 

今月は女子の視覚障害(T11、T12クラス)において世界記録が生まれています(参考記事:意外性と熱)。

距離や種目は違っても男女共に長距離でのここ数年の記録向上の波はまだまだとどまらないかもしれません。

 

 

今の状況ではそういう「場」である大会がこの後も作れるかどうかわかりませんが…

このいい流れを途切れさせてほしくはない。

 

 

まさに水を差すということにならないよう、早くおさまってほしい。