「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛の野見山健治です。
あなたはクロストレーニングをご存知ですか?
クロストレーニング【cross-training】
筋力・心肺機能あるいは持久力・瞬発力などの諸能力が片寄らないように、複数の運動やトレーニングを組み合わせて行うトレーニング方法。ー 出典 三省堂
と定義されています。
わかりやすく言うとランナーなら走る以外、スケーターならスケート以外、野球選手なら野球以外という感じですね。※私は、やり方次第で同じ種目であってもクロストレーニング的な刺激を与えることは可能だと考えています。
クロストレーニングのメリットとして、私が考えるポイントを挙げてみます。
- 筋力強化
- 筋力バランスの均整化
- 疲れを取れやすくする
- 日々のトレーニングのアクセントとなり気分転換にもなる
- 新たな閃きのきっかけになる
普段行わない動きをすることで、使えていない筋肉に刺激が入ります。そしてその筋肉を使おうとする回路が働き始め、身体をコントロールする能力が向上すると考えます。
いろんな筋肉を使うことで、同じトレーニングによって偏っていた筋力バランスが周囲の筋肉も使うことで出力が調整できます。
また普段使いこんでいる部位を休ませることが出来、回復のきっかけにもなります。
違った刺激は身体も頭もリフレッシュするのに効果的。
普段のトレーニングをやらないことで、強化をすることができます。
積極的活用を
今、オリンピック期間中ですがその中で勝者を「キング・オブ・スキー」と呼ぶ種目があります。ノルディック複合です。
ジャンプでは瞬発力、クロスカントリーでは筋力と持久力を中心とした両極端なスキルを求められる種目です。
そのノルディック複合個人ノーマルヒルにて2大会連続のメダルに輝いた渡部暁斗選手もクロストレーニングを取り入れています。
ヨガやスポーツクライミングなど、直接競技に使う動きではないものも行っています。目的に沿って行っており、実績も伴っているので彼にとって効果は高いのだと思います。
ただ他の種目を行う際に、意識というものは一長一短です。
「この動きは自分のやりたい種目に繋がるだろう」という考えを持って行うと、その部位の意識が出来て良いかもしれません。逆に型にははまってしまうかもしれません。
逆に何の意識もせずに行うと気付かなかった点に気が付く可能性もありますので、考えすぎも良くないかもしれませんが…
少なくとも気分転換にはなるので、気軽に行ってみるというのも1つの手ですね。
自分なりのクロストレーニング
今日はひとつはステップ台を使ったトレーニング。
下半身と心拍に刺激を入れることが出来ました。もう汗だく(笑)
少し重めのメニューにしたので、終わった頃はかなり脚にきてました。
上半身の姿勢を保つことで、走る筋肉を違う角度から刺激を与えることが出来ます。
また左右の筋力差を整える効果もあると考えます。
さらにスイムも行いました。
約30分ノンストップで1500m。昨年春以来なので何か月ぶりかの水泳でしたが、思ったより動けました。
ゆっくり泳ぎ続けることで、腕を使い続ける≒腕振りのイメージ。そして心肺には継続して負荷をかけられます。
ランニングをしない日には持って来いだと思います。
おかげで全身が心地よい疲労感。
時にはこういうトレーニングを入れて、変化をつけることは強化に繋がります。
急がば回れ。
あなたも時折、入れてみてはいかがですか?
もしこんなのいいよ!というのがあれば、コメントいただけますと嬉しいです。