自信とパフォーマンス。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

年末年始は高校、大学、実業団、そして都道府県対抗とあらゆる駅伝大会が行われます。
もっとも知名度も注目度も高いのは、もはや正月の風物詩のひとつとなっている箱根駅伝。
 

今回は青山学院大学の強さが目立ちましたね。
スタート前の予想では、すでに2冠を達成している駒澤大学が圧倒的優位でどこがどれだけ食い下がれるか、みたいな感じでしたが。
終わってみれば、往路と総合での新記録を出し2位の駒澤大学に7分近くの差を付けるぶっちぎりの勝利。駒澤もしっかり2位に入ってくるあたりさすがでしたが、今回に関しては青学が箱根駅伝という距離やコースの特性にしっかり合わせられたことが勝因かなと。(個人的には法政がしっかりと上位に入りシードをとってくれたことが嬉しい)

 

先頭を悠々と走り、かつ後ろを気にするわけでもなく積極的な攻めた走りを出来たのは解説でも話していましたが「自信を持って走れている」ことが大きいと感じました。
終われるプレッシャーというよりは、先頭を走る楽しさを感じていたようにも見えました。一方追いかける駒澤は追い込まれているような雰囲気がありました。

自信の根拠

さて、あなたが自信を持って取り組める時はどんなときでしょうか?

 

ピンとこない方は、逆に自信が持てない時はどういうときですか?

 

人の考え方・感じ方にはいろんなパターンがあるので、絶対的な正解はありません。ただ割合として多いのは「やってきた成功体験」が自信に繋がる可能性が高いということです。

 

たとえば、初めて10km走るとしましょう。
走り切れるか不安、どれくらいのペースで行けばいいかわからない…という時に自信が持てますか?

中には自信家タイプもいるので一概には言えませんが、不安を抱く方が多いのではないでしょうか。

 

逆に練習で10km以上走ったことがある、5分ペースで走りきれたという人であれば、50分で完走することに対して自信が持てると思います。

それは練習で成功を経験しているから。

 

経験していることが自信へとつながります。
これがフルやウルトラになっても、ペースが速くてもそうじゃなくても同じですよね。
 

マラソンはメンタルのスポーツと呼ばれることもあります。7割はメンタルとさえ表現する人もいるくらいです。
メンタル面で自信を持てるための大事な要素は、目標に対しての練習における達成度です。

 

以前お世話になっていた方は練習中の口癖として、「練習で出来ないことは本番では出来ない」といつも言っていました。 

もちろん本番の雰囲気に乗って思わぬパフォーマンスが出せることもあるでしょう。

ただそれでは再現できる可能性は高いとは言えません。

 

スピードなのか、距離なのか、時間なのか。あるいは故障明けなら回復具合などもそうですよね。
普段の練習で「できる」をひとつでも多く増やしておくことが、本番での快走に繋がると言えます。

 

また楽しめる準備をしておくことです。
自分だったら何を楽しみとするか。
私だったら走っている時の沿道の方の応援や景色などが楽しみなので、そこから力をもらうことも出来ています。自分なりの楽しみを見つけておきましょう。

余談ですが

練習会や誰かと走ることで追い込んでいる方もいらっしゃると思います。
それが有効な方法ではあることは間違いありません。

 

ただ、本番は結局一人で挑むことになるはずです。「誰かがいないと」「練習会じゃないと」走れないというのであれば真の実力とは言えないかもしれません。


であれば、一人でもチャレンジする、そして成功体験をしておくことが本番での達成率を上げるポイントになってくるでしょう。
そのためにも距離やペースにこだわりすぎず、目標から若干割引して(負荷を下げて)チャレンジをしておくという方法も自信を抱くきっかけになることもあります。

 

自信が持てないという方は是非お試しください。


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