激坂制覇へ。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

いやー、お久しぶりです。
生きてます(笑)

 

もはやそういうレベルの更新です…(前回は6月末)

夏季はスポーツワンのナイトマラソンシリーズにて専属ランニングインストラクターとして活動をさせていただき、運動指導や(勝手に)ペーサーなどたくさんのランナーと触れ合う事ができました(参考記事:ナイトにもいないと
 

セレッソランニングクラブ、パーソナル、走り方教室、ジムレッスン、専門学校の授業・発表、秋に向けての準備など。

ブログの内容が告知ばかりではなく…と思っていたら、こんな感じで告知したいことばかりだったので、結局書けないという感じになってしまってました。

 

忘れられない程度(生存確認?)には更新していきますので、改めてよろしくお願いいたします。

 

西の横綱

さて!

走ってきました←突然

 

村岡ダブルフルウルトラランニング

日本屈指の山岳マラソンとされ「西の横綱」とも称される過酷なコース。
100km、88km、66km、44kmの部門がありますが、今回は66kmに妻と共にエントリー。

 

今年の台風の影響で香美町全体がかなりの被害が出ていたため、走れなくても仕方ないと思っていましたがコースの変更など工夫を凝らして開催してくださいました!
開催を聞いたときは本当に嬉しかったし、何とか応援したいと思いました。

 

ただただ感謝です!

 

前夜祭では、太鼓や高校生のパフォーマンス。

参加賞の新米と手作りの完走祈願草鞋。
事前発送では手作りのお守りや地元の子どもからのメッセージカードも入っていて、温かさは相変わらずの素敵さです。梨も安く買えました。

 

今回は原点回帰という意味も込めて。

ウェアは基本のオレンジで。
idatenツールで安心サポート。

久々の挑戦

実は村岡を走るのは2017年の勇者の道(120km)以来。翌年は中止、その次は応援、そしてコロナ…
忘れかけてた感覚を、文字通り痛感する時間となりました(笑)

 

スタート前。
安定ののんびりさん。
スタートラインに着いたのは、号砲の10分前切ってたな…もうちょっとはよ準備せな。

 

運よく「相支走愛」のシャツを着てくださってる方と遭遇。
かつての練習会・イベントに来てくださってた方がご夫婦で身につけてくださっていて感動。こういうので気持ちにスイッチ入ります。

 

 

今回はコース変更により蘇武岳という山道ハイライトの1つを往復することに。
良いことはスライド出来るようになってランナー同士応援したり、知り合いを見つけることが出来ました。景色も良い。
…がきつかった(笑)

 

そんなしんどさも、この景色で吹っ飛びます。

 

走りながら自撮りしてるけど、表情に余裕なし(笑)

 

顔ひきつってるし(笑)

 

走りごたえしかなかった。
30分後にスタートした44kmの部のトップに颯爽と抜かれたけど、あのスピードで走れる意味が分かりません(笑)

 

登っている間は珍しくお腹が重く(食べ過ぎ?)少し吐き気を感じるコンディション。私は前半は温存してマイペースで走り、終盤の一二峠でロングスパートをかけるレースプラン。
傾斜が厳しい坂は戦略的に歩きを入れつつ、脚を残すつもり。

 

最初の折り返しを過ぎたくらいから、ようやく吐き気が収まりいい意味で空腹感が出てきて、ようやく身体にスイッチ入ったなと。(スロースターター過ぎる)

 

 

下りも足を極力使わないで…と思ってましたが、無理でした(笑)

 

下りきって村岡高校を過ぎ、後半~終盤の峠に入ったところでスパー…ト???

思ったように走れません。

 

困った。

 

というのも、勇者の道の時は100kmを過ぎて残り20kmのコースが、この村岡高校を過ぎての終盤と同じなのです。
5年前は120kmの100からの最後の20kmにもかかわらず、80km過ぎてからかけた超ロングスパートの勢いそのままに、歩かず登り切って良いイメージが残ってました。
それが今回は66kmの残り20km。
走れないはずがない。

 

と思ってたが、走れない。
しまいには急な上りで太ももの前が攣る。走りながらもも前が攣るなんて初めてのこと。エイド以外で初めて立ち止まる。(エイドは止まりすぎてスタッフにもはよ行けと言われるくらいw)
触っても痙攣してるし、痛いし。そのうちおさまるかと体感では2分ほど立ち止まってても治らない。

 
時間にも余裕あるし、とりあえず歩こうと。

 

不思議なことに歩き始めたら少し落ち着いてきて。
また小走りをいれたりしながら、なんとか「ランナー」を保ちつつも気持ちが負け始めてました。

 

「何か奮い立たせるものはないか?」
自問しながら、頑張れる理由を探す。

 

 

最後の折り返しに向かう比較的平坦な区間で、そういえばここでスパート掛けたなぁなんて思い出しまして。
「どうせ上りが走れないならここで全力使っちゃおう」

 

一気に5分前半ペースまで上げる。
当然呼吸は上がるが、動ける。
脚は痛いけど歩いても痛い。だったら走る。
後はどうにかなる、どうにかする。

 

少し自信を取り戻す。
 

そんな走りをしていたら、峠に入る直前のエイドで運命的な出会いが。
冒頭でも触れたメッセージカードがありまして、送り主の名前を憶えていたのですが、ボランティアスタッフの高校生が来ているジャージの名字が同じ。
これはもしや??と「ひょっとして一年生ですか?」聞いてみる。

 

すると「全員一年です」と。

 
「同じ名字の人何人かいますか?」と確認すると「私たち2人です」と隣同士の女の子が答えて。

 

「下の名前は?」
聞くとビンゴ!!

奇跡的にメッセージを書いてくれた本人と会うことが出来たのです!(やってること振り返ったらひどいナンパやね…うるさいおっさんでごめんね)

 

でも本当に感動したし、めちゃくちゃ嬉しかった。

そして元気をもらった。

 

やるしかないっす。
気持ちが入れば不思議と走れるのがウルトラ。

 
スライドが楽しいし、坂さえ楽しい(もはや狂い気味)。

 

ただペースはもはや上げられずスパートどころじゃない。
同じ部門の人にも数名抜かれましたが、追う余裕はなく。終盤に抜かれるって経験も久しぶり。

 

何もかもが経験です。

 

知り合いともスライドで会うことができ、立ち止まっていられん!とさらに燃える。

そういったすべての力のおかげで、なんとか最後まで駆け抜けることが出来ました。

あわよくば6位入賞を…と思ってたりしましたが、11位でした(辛うじて年代別6位)。
タイム的には正直歯が全く立たなかった。
というか、順位狙いであんなに立ち止まったり食べたりしないよね(笑)

 

総合的に楽しめたことは間違いない。
本当にありがとうございます!

 

 

とにかくたくさん食べました。

これらはエイドや完走後の一部です。甘いお菓子・フルーツはもちろん、但馬牛、お茶漬け、カレー、細巻きにパン、お好み焼き、コースによってはそうめんやピザも。お腹いっぱい過ぎます(笑)

もちろん、全エイド制覇!(笑)
可能な限り食べました。

 

「人皆使命あり」の村岡高校ボランティア。

地域の皆様。

 
「パンを楽しみにしてきた!」と伝えたら「特別よ」と調理パン出してくださったスタッフの方、嬉しかったです!

 

 

スタート前に会った方の他にも過去の相支走愛イベントに来てくださっていた方が、数年経つにもかかわらず「勝負するときはこのシャツで」と相支走愛シャツを着てくださっていたことにまた感動。
スライドの際に過去の参加者が存在を覚えてくださっていたことも嬉しい。

ペーサー仲間やたくさんの知り合いと合えたことも嬉しかった。

 

お腹はもちろん、心も満たされた最高の一日でした。

本当にありがとうございます!

お世話になりました

今回もお世話になったSASAYAさん。

皆さん温かくて、妻と共に大好きな宿です。

 

手作りの応援ポスターも。
お子さんが来るたびにすくすく成長してるのを実感します。

 

食事も美味しかった。(夜も朝もおかわり3杯)

 

 
実はこの日が7年目の結婚記念日だったり。

こうした時間を共有できる環境を作り続けていきたいなと改めて感じました。

 

私が走れる、そのすべてに感謝。

また次に向かって進みます。


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