大物がもたらすもの。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

サッカーで凄いニュースが流れてきました。

スペインのリーガ・エスパニョーラの強豪バルセロナにおいて10年以上中核を担い、スペイン代表としても活躍を続けていたイニエスタ選手が、なんと日本のJリーグに来ることが決まったようです!

ニュースで見たときに、あまりの驚きで本当に鳥肌が立ちました(妻には若干呆れられた?)。

今日、会見とサインをしていたので、本当なんだと実感しました。正直今日までフェイクニュースだと思っていました…

 

 

サッカーに興味のない方にとっては「何が凄いの?」という感じかもしれませんが、草野球チームにイチロー加入、みたいな感じでとらえても良いくらいだと思います(ヴィッセル神戸を悪く言っているわけではありません)。

それくらい実績を持ち、影響力を秘めているということです。

 

 

Jリーグ発足後盛り上がっていた時期には世界で実績を残した選手たちが来てくれていましたが、旬は過ぎている感が否めない選手が比較的多かった印象です(もちろんそうじゃない選手もいましたが)。

ここ数年は稀に目玉補強となる選手が時折加入してはいましたが、うまくフィットできないまま実績に見合う十分な活躍が出来ないまま終わっていた流れが強かったかと。

 

 

プレースタイル的にも「生かす」選手。生かされる選手はパスの出し手との息が合わなかったりすると、上手く機能しないこともありますがそういう意味では期待値が上がります。

本人は「大事なのは文化に溶け込むこと。国民の一部になりたい」と話しています。国外リーグに所属をしたことがなくても、この心構えをすでに持っている時点で期待できそうな予感。言葉の壁をこえて上手くコミュニケーションを取れればいち早くチームになじめる可能性が高いのではないでしょうか。

周囲の選手が最初はついていけなくても、ドイツ代表だったストライカーのポドルスキ選手とのホットラインが日本で観れるとなると垂涎ものです。

 

 

影響を受ける能力があるか

こうして本当のスター選手が来ることで、ヴィッセル神戸の観客動員数やグッズ関連の売り上げはおそらく伸びるでしょう。それと同時にJリーグ全体への関心も多少高まるかもしれません。

ファン目線だけでなく選手としても、同じチームの選手は技術的にもそれ以外の面でも学ぶことは多いでしょうし、対戦相手も世界のレベルを肌で感じる絶好の機会になります。公私ともに得られるであろう刺激をきっかけにレベルアップを出来る選手も出てくるかもしれません。ゆくゆくは日本全体のレベル向上に繋がる可能性も十分に秘めています。

 

そういう選手が来てくれて、活躍できる土台があることが世界に知られたら、もしかすると次の選手も来てくれる可能性が出てくるのではないでしょうか。そうなるとますます良い循環に入るのではないか…と妄想ばかりが膨らみます。

 

しかし、これらはあくまで受け入れる側がそういう感性を持ち合わせているかが関係してきます。彼の存在を受け止められるか、そしてそこから吸収しようと出来るか。「あんなプレー、イニエスタだから出来るんだ」と自分には無理と線を引いてしまったらもったいない。次元が違いすぎるとそうなるかもしれませんが、どうなるでしょうか。

たとえ今はレベルが決定的に違うとしても、積極的な姿勢と感性があれば、大きく変わるきっかけになるでしょう。

 

 

とにもかくにも、本当の世界レベルを目の当たりにできるチャンスが来ると思うと凄く楽しみです。神戸に住んでてよかった(笑)

まだノエビアスタジアムは1度しか行ったことがありませんが、行く回数が増えちゃいそうです。