見える化でコンディション作り。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。暖かくなってきたときこそ朝晩の気温差に気をつけて過ごしたいですね。

 

ところで、あなたは今調子が良いですか?それともイマイチでしょうか?

良い要因や悪い原因というものを把握できていますか?

 

もしそのようなものを自分で把握できるようになっていれば、対処したり今後に繋げていくことは容易だとは思いませんか?

 

 

成長のカギは要因の「見える化」

たとえば、あなたが学校のテストを受けることになったとします。今の学校のテストは基本的に点数がつけられます。

しっかりとポイントを押さえて勉強できていれば点数は上がりますし、ポイントがずれている、あるいはやっていなければ高得点は難しくなります。

 

それを繰り返すことでどんな準備をすれば結果に繋がるのか、逆に繋がりにくいのかを学びとることが出来るようになります。

何より思った通りの結果が出ると、気分も上がりもっと頑張ろうという意欲につながる可能性が高くなります。

 

 

 

ではトレーニングではどうでしょうか。

ランニングをしている方が管理する数字といえば距離や時間が主でしょう。GPS時計やスマートフォンアプリを駆使している方であれば、いつ、何キロ、どれくらいのスピードで走り、どれくらいの心拍数だったかというところは把握しているかもしれません。

GPS機能が無くても日数やだいたいの距離・時間は記録している方も少なくありません。

 

でもそれが「成長に繋がっているのか」を感じるのは容易ではありません。

 

あなたは走行記録を残すだけにしていませんか?

もしその記録を成長やコンディション作りに繋げられる可能性があるとすれば、取り組む十分に価値があります。

 

 

比較するなら自分自身

誰かと比較しても、今のあなたに生かせるものかはわかりません。年齢や運動・競技歴、生活習慣などあなたと同じ人はいないからです。もっとも役に立つのはあなた自身のデータです。

 

何をどうすれば良いのか、何が原因でそれに繋がっているのかなど、成長に効果的に繋げるためには記録を管理することが有用ではないかと考えます。

コンディションの土台作りのため、よりよいトレーニングを積むには健康な身体が必要です。

 

その健康な身体を作るためにも、疲労やトレーニング強度をデータ化できるのではと思いました。

 

参考としたのはLore of Running(TImothy D. Noakes著)に記されていたトレーニングの負荷を数値化する取り組み。

 

部分的にしか見ていませんが、トレーニングの負荷を数値化できれば、コンディション作りや今の調子の原因が見えてくるのではないかと考えました。

 

もちろん人の身体は機械じゃありませんし、突発的な何かによって負傷してしまったりということはあり得ます。

それでも体調を崩したり、どこかを痛めたり、気分が乗らなかったり、思い通りに動けなかったりという時にその原因の可能性を絞るための要因になるのではないかと考えました。

 

データが蓄積してくれば、自分にとって調子の良い強度設定の目安になったり、避けるべき強度というものが見えてくるかもしれません。

自分がこの強度を超えたら強化に繋がる、故障のリスクが上がる、疲労が抜けるなど手掛かりになりえます。

 

 

ともあれ思いついたらやってみよう、というのが2018年の個人的なテーマでもあります。

まずは自ら試していきます。