抜いてかえる。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

 

自分の環境だけじゃなく社会全体が不安定で先が読めない状況。こんな時は気持ちを保つというシンプルなことさえ簡単ではないかもしれません。

 

そんな時は「切り替えよう!」

気持ちを切り替えると言葉にするのは簡単です。でも、実行することは誰もが簡単に出来ることではありません。

 

中にはそれが仕事だとしても取り組みながら切り替えられる人もいれば、ぐんぐん前へと力強く進み続けられる人もいる。
その一方で、どうしても落ち込んだり、やる気が出なかったり、思考がネガティブになったりする人もいる。

 

それでも良いと思うんです。下向いても(ずっとじゃないよ)。そんなに強い人間ばっかりじゃないから。

 

 

では、あなたが落ち着くとき、集中できるときは何をしているときでしょうか。
心躍ることじゃなくてもいい。無心になれるときって何かしらあると思うのです。

 

何かに没頭しているときだったり、コーヒーを飲んでくつろいでいるときだったり。もしかすると好きなことじゃないかもしれない。正解はありません。人それぞれ。

 

見つけられたことが「安定剤」のようになると思うのです。ざわついたまま何かを変えようとしても簡単にはいきません。たとえば、水をたっぷり入れたコップを運ぶ際に、水面が揺れたまま持っていこうとしますか?きっと一旦落ち着かせますよね。
人も同じ。一度落ち着かせるということがとても大事です。

 

 

私が思うメンタルの強さというのは、前を向き続けられることじゃない。
たとえ落ち込んで気持ちが倒れてしまっても、前がどちらか知っていること。そして再び前を向く術を知っていることだと考えています。

 

転ぶことがあっても、また前を向けさえすればきっと何かを動かすことができるはず。

私の場合は運動

私は切り替えが上手な人間ではありません。
正直なところ、時には完全に抜け殻のようになることもあります。でも前を向くこともできる。

 

普段なら楽しく感じる歌を歌うことや、音に合わせて体を動かすこと(レッスンなど)にさえ手が伸びない時がある。
そういうときって食べる気さえ無くなってきたりもするんですよね。

 

人前に出ると自然とスイッチも入るのですが、今はそれができない。

 

 

そんなときの自分にとっての切り替えスイッチは、やっぱりランニング。
頑張るわけでも、手を抜くわけでもない。ただ息をするように走る。次第に集中力が高まってきて頭の中を空っぽにできる。

心がすっと軽くなるような感覚。不思議と体も軽く感じてきます。

 

 

うまく心のガスを抜いて乗り越えていきましょう。