言葉と内容。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

今はネットや本で自分の欲しい情報を比較的容易に探すことが出来ます。その情報の正確さを見極められるか、またどこまで再現できるかというのは使う人自身の問題。
もしある情報に対して「これは意味がない」と感じても、やり方が正しくない可能性もありますし、その話自体が間違っている可能性も否定できません。仮に正確な情報だとしてもあなたに効果がある方法かも定かではありません。

この見極めは簡単ではありませんが、取り組みを成果に繋げるためには無視できないポイントです。

ランニングにおいてもいろんなトレーニングがありますが、言葉にとらわれて本質とずれてしまっていることがあるように思います。

たとえばレペティション。

これは速く走ったあと完全休養を入れます。呼吸が完全に落ち着くのを目安にじっくり休む。その分1本あたりのスピードを維持することが求められます。主に期待できるのは最大スピードの向上や脚筋力の強化。

それと似ているのがインターバル。

速く走ったあとにゆっくり動きます。レペティションとは完全に休むかどうかと言う点が異なります。一定距離(あるいは時間)を緩めのジョグで繋いで再度ペースを上げていきます。ペースはレペティションよりは自然と遅くなるはずです。

呼吸を落ち着かせるところが短い分、心肺持久力の強化をしやすくなると考えます。

いずれも速く走る区間での大幅な失速を避けるようにペース配分をすることが効果を上げるポイントです。また再現性のあるコントロールした動き(フォーム)で行うことも大事です。
決して強度の低い内容ではありませんので、1本当たりの疾走区間の距離を調整するなどして行う方が最初は良いかもしれません。

 

 

これは一例ですが「なんとなく」で情報を仕入れてしまうと、求めている効果と違うものを行ってしまうことがあるかもしれません。もちろん違ったトレーニングだとしても効果がないわけではありません。ただあなたが求めている者に対しては多少の回り道であることもあり得ます。

言葉や目安に挙げられている数字にとらわれ過ぎてしまわぬように、情報を整理して噛み砕いておきましょう。その上であなた自身にあった内容にカスタマイズしていくと効果が出やすくなるかと思います。