「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
先週行ったイベントはメインテーマが「ランニングフォーム」ということもあって、受けた質問のほとんどは動きに関するものでした。(参考記事:動きづくりと強化、皆で頑張りました。)
身体に出てくる動きにはそれぞれ理由があります。効率的な動きもそうですし、逆に痛みにもそれを引き起こすだけの理由があるのです。
それは1つではなく色々なものが混ざり合って形になっているため、良い方向へ導く方法も1つではありません。絶対的な答えはありません。
日本人は…というと語弊があるかもしれませんが、どうしても文字通りにとってしまう思考が強い気がします。たとえば「踵着地」というと踵の角から接地しようとしたり。
言葉にとらわれすぎて、本来の意味を十分に反映できていないことは私自身もあります。
動きは人それぞれ違いますから、時に私は「どちらも良い。1つに決めないほうがいい」とお伝えすることがあります。
「正しい動き方」はないと言っても良いかもしれません。以前も書いたことですが、たとえば手に握っているコインがあるのに手を開いたらコインは下に落ちるように、どうやっても抗えない法則はあります。そういった法則に則った上で、その日の体調や環境などに合わせて変えられるだけの動作の引き出しと身体意識を数多く持っていることが武器になり得ます。
長時間走っている時にふくらはぎが攣りそうだったら、ふくらはぎに頼らない走り方をするというようなイメージです(言うほど簡単ではありませんが)。
私たちが動作をつくる時に、正しい(と思う)方法一つを追い求めるのではなく、動作の幅を拡げると考えてみてはいかがでしょうか。
理想のイメージを持ちながら、今の身体の可能性を拡げていく。そのために現状をしっかり把握し、目指すべき方向を定めます。可動域が狭ければ、その原因を突き止めて動かしやすくして可動域が広くなるように導く。筋力バランスが取れていないのであれば、整うようにしていく。何より痛みがあるのなら、痛みの原因を取り除いていく。
そうすることで身体の潜在能力を十分に引き出すことができます。そしてその状態に合わせた身体の使い方を身につけることが出来る可能性が拡がります。
結果的にパフォーマンスの向上などに繋がるでしょう。
今どのような動きをしていて、理想がどの方向にあるのかということをお話しいただければ、あなたの力になれます。可能性を大きく拡げるために、パーソナルやコンディショニングを一度体験してみてください。変わるのを感じられると思います。
あとではなく今ご連絡ください。簡単に箇条書きなどでも構いません。info@soushi-souai.comまで。