「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
先週末もお世話になっているスポーツワンの大会にどっぷりと浸からせていただきました。土曜は大阪淀川チャレンジマラソンのランニングクリニック・ペーサー、そして日曜はosakaウルトラマラソンのゲストランナー!
ありがたいことに昨年12月に引き続いて、2度目のゲストとしてお呼びいただきました(参考記事:osakaウルトラマラソン激闘編)。

参加者を盛り上げ、背中を押し、そして自分に出来る精一杯の走りを見せたい。
出来ることは全部やる。
そんな気持ちで。
ゆとりをもって
前回は大会最初のスタートとなる100kmの部で走らせていただきましたが、そうするとその後のスタートの方と触れ合う機会がスライドしかないことに気が付きまして。
全員にエールを送りたいという希望を運営に伝えて、今回は100km①、100km②、71km、60kmの各部門でそれぞれ一言話す時間をいただき、全てのランナーを見送った後、最後の50kmの部にて一緒にスタートをしました。

いろんな思いや初挑戦の方もいて、それらを話せるのでこの判断は良かったと感じています。
先に触れた各部門が時間差でスタートしていきますが、可能な限りたくさんのランナーをゴールで迎えたい。
なので…
誰よりも早くゴールする!
つまりは優勝。
これを裏テーマにしていました。
ここから激闘編風に送ります。
厳しいコンディション
最初の部門は7時スタートだったのでまだ涼しかったのですが、最後は9時30分。すでに気温は高くなりはじめ、日差しも強く、そして風がある。
河川敷コースの厳しさを余すところなく感じられるような、なかなか厳しいコンディション。
スタート直後から誰もついてこない。
もう一人旅(笑)
先導スタッフ(自転車)と時折言葉を交わしながら走る。先頭を走るなんて初めての体験である。
ところがわずか5kmほどで右脚にやや違和感が。
ペースを緩めつつ、状態を確認したがこれは問題が無い部類であると判断をして、そのまま継続。
もしおかしくなったらすぐにやめる。今はただ先頭を走り、ランナーとすれ違うのを楽しもうと決めて、緩めたペースを軸にしながら走ることにした。
人数は多くないが、各部門のランナーとスライドをする。
笑顔になったり、手を振ったり、声を掛け合うそんな一瞬の時間でも嬉しい。楽しい。
スタート前に「このコースには変化も都市型マラソンのような応援や賑わいもありませんが、一緒に走るランナーがいますからお互いに励まし合いながら頑張りましょう!」というようなことをお伝えしたが、言わなくても良かったみたい。
とてもいい雰囲気でスライドが出来る。
1周25kmの周回コースだが、そのうち5kmくらいから17km地点くらいまでがずっと向かい風。
休むことなく風。
さすがにこれは苦しかった。
でも「みんな同じ条件」と言い聞かせ、しっかりと刻む。
折り返すと当然ながら追い風。
風を感じなくなる分、暑さを感じ発汗が増える。スピードには乗るが、これは後半難しくなりそうな予感がした。
すでに足取りが重くなっているランナーも目立ち始めた。
「補給できるうちにこまめに、少しずつ、確実に摂っていきましょう。無理せずに」と出来る限り伝えつつ、様子を伺いながら走る。
楽しみながらも、これまで以上にランナーの様子に注意して走ることにした。
声掛けをするとその瞬間だけでも表情や動きが変わるのが分かる。
自分自身もそうだが、たとえ知らない人からでも応援をされたら頑張れるものだ。
先導をしてくれたスタッフと別れて、2周目に入ったあたりではかなりの暑さになっていた。
他の部門のランナーも暑そうだ。でもウルトラに挑戦しようというランナーだけあって、自分の状態を見極めながら上手に休みを挟んで進んでいるように見えた。
個人的なレースとしては2番手と8分程度は離れている感じ。
予定とは違って上げる余裕はなかったものの、走り続ければ「目標」は達成できそうな感じがしてきた。あとは前にスタートした60kmの部門の先頭がどの位置にいるか次第。
ペースこそ次第に落ちていったが、走れる脚はある。補給食も取れている。強いて言えば甘さを受け付けなくなっているくらいだった。塩分が欲しい。すでに軽い脱水に入りかけているかもしれない。
ほぼすべてのエイドで補給をこまめに行っていたが、ここからはさらに塩ジェルやタブレットを欠かさず取るようにした。
いろんなエイドを準備してくださっている運営がありがたい。
長丁場にもかかわらず、サポートしてくれているボランティアスタッフにもお礼を言いながら進む。
時折ちょっと危険そうなランナーもいたりしたので、救護スタッフに伝達をしながら確実に歩を進める。
向かい風がしんどい。
次のエイドまで、次の橋まで、と細かく刻みながらとにかく走り続けた。
最後の折り返しは概ねフルマラソンの距離だったが、3時間30分くらいだったと記憶している。予定より10分くらい遅いが、無理をするでもなく悪いなりに刻めている。
折り返した後は、ほとんどのランナーが「ラスト!」と声をかけてくれる。
こちらが元気づけようと声をかけていたが、それを上回るくらい元気をもらってばかりだった。
後続とは2km以上の差があった。
60kmの部の先頭も後方だったので、ちょっと安心をしつつ。
そして無事にゴール。

ゴールテープを切る瞬間(再現)の画像を撮っていただきました。
目標通りどのランナーよりも早くゴールをするを達成!
その後は周回・ゴールのランナー全てに声をかけながら応援に回ることが出来ました。
いろんな思いを抱いて、自分自身や距離、タイムへの挑戦。
達成した瞬間の喜びはウルトラマラソンでしか味わえない感動もあります。
その場に立ち会えてよかった。

こんな素晴らしい環境に携わらせてくださったスポーツワンの皆様、大会を支えてくださったボランティアの方、一緒に大会を盛り上げた選手の皆様。
あらためてお疲れさまでした。そしてありがとうございました!
本当に幸せな一日になりました。
こんな時間をまた作れるように、日々精進していきます。
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