「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
いよいよ始まったオリンピック。
やることになった流れには疑問はありますが、やるからにはアスリートの躍動を期待するのみ。
各選手が素晴らしいパフォーマンスを発揮できますように。
この土日は久しぶりにゆっくりできたので、競技に夢中。
こんな感じで2画面を駆使して。
バドミントン、卓球、アーチェリー、ホッケー、競泳、ウェイトリフティング、体操、ソフトボール、サッカー、テコンドー、柔道、バスケット3X3、バレーボール、板飛び込み、カヌー、スケートボード、フェンシング、テニス、水球…
この2日間で少しでも見た競技です。
ほぼ全部?(笑)
見慣れた競技、初めて見る競技、新たな発見がある競技…
さまざまです。
でもオリンピック(しかも自国開催)という機会だから触れられた競技もあります。こうして目にすることで、知ることにもなり話題にもなる。
メディアはメジャーなものばかりでなく、幅広く扱うというのを日常から行ってほしいなと切に願います。
そうしないとマイナーはマイナーのままになってしまいますから。
ベタですけども、卓球混合ダブルスの準々決勝の水谷・伊藤選手ペアの大逆転劇にはめちゃ興奮しました。正直ダメかと思ったので…
ソフトボールのサヨナラ勝ち、阿部一二三・詩兄弟の同日金メダル、スケートボードの初代王者に堀米選手など興奮の嵐。
技術・体力もそうですが、表情を見ていい状態かどうかというのはある程度見えますよね。
先述した準々決勝の伊藤選手と準決勝のそれとは全く違うように見えました。メンタル大事!
女子バスケ3X3で世界ランク1位を撃破したり、53年ぶり出場の男子ホッケーで世界1位に善戦したり。ウェイトリフティングの三宅選手や体操内村選手の姿…
勝ち負けを超えた感動をアスリートからもらっています。スポーツは素晴らしい!
これから始まる競技もありますが、全選手が無事でその日を迎えられるように。
暑さもありますが、無事に終えられるように。
凄いものは凄い
どの競技の選手も厳しい選考や予選を突破して世界の頂点を争うこの舞台に立っています。
全員がトップアスリート。
しかし、多少仕方のないことではありますが、日本では伝統的に強い体操や柔道、レスリング、競泳などはある程度のところまでいけて当然という風潮があります。
たとえば決勝で5位なのに残念…とか。
一方、勝負には一切なってなくても自己ベストに近いスコアを出したら「大健闘!」とか「快挙」とか。
世界王者になったことがある選手は勝って当然みたいな。
それって変じゃないですか?
チャンピオンでもその1勝をするために想像を絶する努力をしているし、「勝って当然」と言えるほど楽な試合はない。
そもそも「残念」に感じることがあるのは本人であって、我々他人ではない。勝手な期待をして勝手に落胆とか、場合によってはバッシングとかありえない。
過去に前例があろうがなかろうが、その選手には関係のないこと。
凄いものは凄い、で良いじゃないかと思うのです。それが「リスペクト」じゃないのでしょうか。
その場に立っているだけでも凄い。
ひとつでも成績や記録を上げられたら純粋にたたえる。
たとえ記録を残せなくても、全力を尽くす姿は輝いています。
プレッシャーを力に変えられる選手もいますが、こういう見方もあっていいのではないでしょうか。
こんなこと言ってますが、私自身応援する選手が負けたら残念…と思う気持ちはもちろんあります。
でもそれ以上に称えることが上回るような形が当たり前になってほしいなと思います。