場をつくる。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

新型コロナウイルスの影響はあらゆる方面に表れています。経済面に関しては想像がつかないほどのダメージを受けています。これから露わになってくることもあるでしょう。
トレーナーという立場だけで見ていくと、選手や愛好者がその鍛錬の成果を発表する場がなく、そこに寂しさとモチベーションを維持する難しさを感じるのではないかと考えています(私自身もそうです)。

 

そんな中、陸上男子800mの前日本記録保持者でもある横田真人さんが中心になり、全国の中高生が無料でオンライン上で参加できるレースの開催を発表したとのこと。(こちらの記事を参照:https://hochi.news/articles/20200622-OHT1T50076.html?fbclid=IwAR1lrBacwxbj8WUzApsprrg3PJ1N8Zi_x6YbT4ftp9cgWFCwq_GiQb7lcZk

 
「VIRTUAL DISTANCE CHALLENGE~記録を記憶に残す夏~」(通称「バーチャレ」)と題して、8月14~23日に動画やタイムをアップロードすることでランキングも作成するとされています。

 

現時点では陸上中長距離の開催のみが決まっているようですが、今後他種目での開催の可能性もあるとのこと。運営には現役選手を含め、各種目で実績があり知名度がある人が多く関わっています。これで周りを巻き込むことができれば、その現実味も増してくるのではないかと思います。

選手という立場からすると、やはり思いを向ける場があるかどうかというのは、普段の練習の内容や取り組みにも違いが出てきますから、気持ちは大きく変わるはずです。
選手をサポートする家族や関係者も、同じ方向へ進めるので大きな力になることが期待できます。

どんどん広がってほしい!

 

 

 

どうしてもマスコミはメジャーなところや目立つところばかりに向かいます。夏の高校野球が最たるものでしょう。先日、春の選抜に出場予定だったチームが試合を出来ることになりました。
もちろん私も野球を見るのは好きですし、そういった舞台を設けることには賛成です。でも日々練習に明け暮れてきたのは、高校の野球部だけじゃない。中には見たこともないような種目もあるかもしれないけれど、他の競技に取り組んでいる生徒、そして文化部も同じなんです。

 

全ては出来ないかもしれないけれど、少しでも彼らが「集大成」と力をぶつける場が出来たらと思います。

 

 

蛇足。
正直なところ「思います」じゃなくて自分が作るという目線で物事を考えたことはほとんどありませんでした。一人では大きなことは出来ないし、自分が何が出来るかはわからない。

でも「こうしたらいいのでは?」と考え、行動する力を身につけもっと磨きたいと思う今日この頃です。