「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
成長に大事なことは身体が変化・刺激を感じることです(参考記事:成長のカギ)。
やりにくい、きつい、楽だ、軽いなど、いろんな方向への刺激を感じることで、心身が対応するために変化する。これが成長の形といえます。
屋内でもできるトレーニングの中で、それを手軽に感じることのできるツールがバランスボール。
バランスボールは、ストレッチやリラックスだけでなく、身体の調整やトレーニングなど用途は想像力の限りに拡がります。
たとえばこんな動きとか。
全身のバランスや筋力をうまく使いこなすことを目的としています。こういうちょっと奇抜な動きをすると、その形になることに必死になってしまうこともあると思います。
それだと効果が薄れてしまいます。
出来ることならシンプルな動作に時間をかけて丁寧に行うことをオススメします。シンプルな動作の時には、見た目上同じ動きをすることは難易度が下がりますから、どこをどのように動かすかというところに意識を向けることが比較的やりやすくなります。
身体の細かい部位、普段は使っていないところを自在に操れるようになるためにはただその動きをするのではなく、意識が大切になってきます。
バランスボールの競技(?)をやって満足するなら、見た目重視で十分でしょう。
でも、ここまで読んでくださった方はたぶんそうではないはず。細かい意識を働かせて日常の動作に生かすための感覚を磨くことを求めているのではないでしょうか。
形よりも質を求め、その動きが感覚に繋がった時、パフォーマンスの向上という形で結果に表れてくれます。
選ぶときに気にしたいこと
バランスボールは、商品の質も値段もピンキリです。
今はそこまで粗悪なものはないかもしれませんが、あまり安価なものの場合、きれいな球形にならないものもあったりします…実際に一度ありました。私自身、趣味として初めて購入をしたときは「なるべく安く」と思っていましたが、限度はあるようです(笑)
機能として安全面を考えたとき、きちんとアンチバースト(破裂防止)と記載があるものは最低限必要かと思います。もし割れるような状態になった場合に、空気が漏れるような形でしぼんでいく機能のことです。一瞬で割れて乗っている体が地面にたたきつけられることを防いでくれます。
ほとんどの場合は記載されていますが、たまにないものもあるので注意してください。
次に気にしたいのは耐荷重。使い方として乗るだけなら特に気にする必要はありませんが、少しアクティブな動作などでトレーニングまで考えている方は耐荷重にも注目して、高めのものを選びましょう。
使って行く中で最も大事なのは大きさ。ボールのサイズに何種類かありますが、一般的には[身長-100cm程度]が目安とされています。HPに記載がない場合は参考までに。
もし購入された後は、これまた私の経験ですが、部屋で暖房器具を使う場合は要注意。ストーブのように火を使うものなら気を付けると思いますが、それ以外のもので温風が出たりするものに直接当たっていたり、直射日光に当たっていたりすると破裂することがあります。
私はヒーターで割ってしまったことがあります…
きちんと合うものを選ぶことができれば、非常に効果的なツールとなります。
ご参考までに。
もし購入された場合、部屋のオブジェにならない様に気を付けましょう!
…過去によくあった私の経験談です(笑)