冷えと戦う。

JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定ランニングインストラクターの野見山健治です。

 

何を隠そう(隠す気はないですが・・・)私はかなりの末端冷え症です。

手首・足首から先の冷え方は相当なもので、お風呂に張ったお湯や食事で準備した温かいスープを器の外からでもみるみる温度を奪うほどの破壊力を持っています(笑)

画像は「体温の雑学」より引用

きっと私のサーモグラフィーだと、手先足先は真っ青~黒い温度表示になることでしょう(^_^;)

 

女性の方が冷え症の方は多いとされていますが、男性であっても程度の差こそあれ冷え症を抱えている方は確実にいます。

そして男性の方が対処をしていない人が多いような気がします。

 

対処の方法としては、大まかに言うと運動不足を解消することや身体の張りをほぐすことのほか、生活習慣を見直したり十分な水分を摂ることなどが出来るでしょう。

 

私は一応ランナーですし、外に出て身体を動かすことは多いのでおそらく運動不足には該当しないと思っています。
身体のケアもかねてほぐす動きを取り入れたり、食生活、生活習慣などを見直すといった手段を講じた結果、私はこれでも症状はおさまってきてはいます。

 

確実に効果は実感しています。

 

 

水分を摂ると言いましたが、冷え症に悩む方に気を付けていただきたいのが、温かい飲み物を飲むことです。

 

確かに、温かい飲み物を飲めば身体は温まります。

寒い外で冷え切った身体を温めるための即効性を求めるなら、良い方法だと思います。

 

しかし、その方法で根本から改善するかというと疑問です。

というのも、外部から摂ったものは当然自分の身体で作り出したものではないからです。

温まるきっかけを自分が作ったことにはなりません。

 

ではどうすれば良いでしょうか。

その逆で水分補給のために飲むものは、冷たいもの(温かくないもの)を摂るのです。

 

たとえば水風呂、あるいはお風呂じゃなくてもいいので身体を一定時間冷たい水につけたあとに水から出ると、身体の内側からじんわり温かくなるような感覚になると思います。

あれは身体が冷えに対応するために、体温を上げようとする働きをしているからです。

 

水分は冷え症改善に必須です。

冷えるから水分は飲まないという人もいらっしゃいますが(私自身もそうでした)、実は逆効果なのです。

飲まないことで代謝が改善されず、さらに冷えを呼び込むという負のサイクルになりうるのです。

 

冷やしておく必要はありませんが、冷蔵~常温程度の飲み物をいつもより少し意識して取るようにしてみてください。

冷えるからこそ冷たい(あるいは常温)ものを飲むことで、身体の反応を促すのです。

これは本当に冷え切ったコンディションになったときではなく、日常生活の中で少しずつ取り入れていってください。

本当に冷え切ったときには、機能を高める以前に即効性が必要ですからタイミングを図って行ってください。

 

先に挙げたような方法はもちろんですが、冷えに悩んでいるのであればあなたも根本から改善するために本能に刺激を与えてあげてみませんか。