流れに乗る。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

   

 

今日は午前が空くことになり、その勢いで午後も休みに!ちゃんとした休みを取ったのは久しぶり。

そんな休みは妻が確保してくれたチケットを手に、神戸製鋼コベルコスティーラーズとキャノンイーグルスとの試合に行ってきました!

満員!

 

昨年日本を熱狂の渦に巻き込んだラグビーワールドカップ。私も神戸開催の2試合を生観戦に行きました(参考記事:世界を感じる)。

 

そこから数か月が経ち、その熱狂はどうなのかと思っていましたが、凄い数!

この日の神戸ユニバー記念競技場には23,000人を超える観客動員。バックスタンドの上を解放したのは史上初で、トップリーグ開始以来最多を記録したとのこと。

 

開幕8戦の合計観客数は11万人を超えて1試合平均14,592人。昨年の平均が5,143人ですからワールドカップ効果は絶大であることがわかります。まだ地域差はあるようですから、これが定着してほしいと思います。

 

試合はワールドカップで躍動した各国の選手たちを目の当たりに出来て大満足。個人的に注目だったのが、「オールブラックス」ことニュージーランド代表で出場をしていたロックのレタリック選手。世界最高のロックとも呼ばれるほどの選手。
その存在感がありすぎる身体(204cm!!)を駆使したパワフルな当たりは迫力抜群。

 

ワールドカップで見た南アフリカのシブシソ・ンコシ選手も日本に来てほしいなぁ…あの人間離れした動き、また生で見たい。

流れに乗れ

2015年の大会時も日本が強豪南アフリカを撃破したことをきっかけに一時盛り上がりましたが、一過性のものに終わってしまいました。

今回はそうしてはいけない!という選手や関係者の熱を感じます。

 

テレビはもちろん生で試合を見ていても、今のファールがどういうものなのかとか説明を入れたりということをしています。
ラグビー経験者や以前から見ていた人からすると不要でしょうし、逆に邪魔に感じることもあるかもしれません。ですが、せっかく見ても「なんやよーわからん」という理由で入り口を閉ざしてしまってはもったいない。

最近ではバスケットや卓球なども中継時に専門用語やルール案内を画面に出したりということも目にします。

 

入り口という最大のハードルを下げる工夫は必要ではないかと感じます。

 

 

このブームは確かに勢いに任せたものでしょう。「にわか」という言葉をよく耳にしましたが、最初はだれもがにわかです。
良いじゃないですか、にわかでも。

今はコアなファンも、最初は「にわか」だったんですから。

 

流れに乗りましょう。乗っちゃいましょう!そしてこの流れをさらに強いものにしていけたら競技としてのレベルも上がっていくんじゃないかと思います。

 

 

ただこのように競技の裾野を広げ、知名度を上げるためには選手が表舞台に出ていくことはもちろん有効な方法ではありますが、それが原因で十分なトレーニングが出来なかったりコンディションが整わなかったりしては本末転倒。

特にラグビーでは、心身が十分に整っていない場合には大怪我につながる恐れもあります。

 

選手やチームにはバランスが取れる範囲での活動をしてほしいし、「選手はアイドルではない」という当たり前のことをマスコミにも理解したうえでオファーしてほしいと思います。