「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。
今日も予定通り、朝から某有名な生食パンを食べたり、お節を引き続きいただいたり。
そして何と言っても箱根駅伝。正月の風物詩として(異常なほどに)認識されていますし、私自身も30年以上見続けているので当然見ます。
今大会は何と言ってもタイムが凄い。好記録のオンパレード!
気分はまさにこんな感じ。(スーパーサイヤ人という「伝説」だった戦士に、自身の子どもトランクスとライバル悟空の子どもである悟天があっさりとなれることを知った時のベジータの一言)
区間新記録というのはなかなか破られないもの。特に長い間抜かれない絶対的な記録は時に「伝説」として語られることもあります。
そんな区間記録のはずですが、今回は複数名が更新するような区間も出るほど好記録続出。しかもその更新の幅が数秒ではなく、3区のヴィンセント選手(東京国際大)は従来の記録を2分以上更新。その他の区間も呆れるほどの好記録。
従来の記録を超えた選手は往路5区間で8名。 気分はまさにベジータのこの一言。
ちなみに、3区に関しては歴代6位以内に今大会の5選手がランクイン。1区、2区もそれぞれ記録の歴代10位以内に5選手が入るなど、区間記録には届かないまでも全体的に好タイム。往路新記録を更新したのは青山学院、國學院、東京国際、東海の4校が更新したことから、エースと呼ばれるような特定の選手が頑張ったというより全体的なタイムの底上げがされていることがわかります。
その要因は
好記録続出の要因としては、気温や風などのコンディションがいいことは無関係とはいえないでしょう。特に気温差や風という影響を受けやすいコースですから、ここを無視することは出来ません。
また「戦国駅伝」といわれるほど、全体のレベルの底上げがされている可能性もあります。
でもそれ以上に印象的だったのがこのコメント。
「最近ヴェイパーフライ(シューズの名称)も出た効果もあるかもしれない」
1区において歴代2番目タイの記録で区間賞を取った創価大学の米満選手の言葉です。
この発言からもわかるように、選手自身はシューズの恩恵と感じている側面があるようです。その恩恵に与るため、同じシューズを履きたいと思うのは競技者なら当然の流れ。陸上に関するデータを集めている方によると往路の105名中87名がNIKE製の厚底シューズだったそうです(@athletekuma)。
これが「履けば記録が伸びる」という心理的なものなのか、物理的に効果があるものなのかはわかりません。
しかし、圧倒的多数のランナーがNIKE製のシューズ(ピンクのもの、今回はオレンジ+グリーン系のものが目立つ)を履いている。そして全体的なタイムも向上している。
記録的にいい方向へと運んでいる要因の一つであることは間違いないと言えるでしょう。
明日、展開がどうなるのか。
個人の記録はどんなものが出てくるのか。大会の展開や個人の記録はもちろんですが、それ以外のところに目を向けるのも面白いかもしれません。
とにかく楽しみです。
そして出来れば出身校をもっと画面で見たい!法政、なんとかシード権を!
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