結局どうなる。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

先日の記事でも触れた東京オリンピックのマラソン会場の件(参考記事:もっと早くに)。


暑さ対策という名目でまだ提案という段階としながらも、IOCのバッハ会長は「札幌にする」という内容のコメントをすでに発しています。

 

東京都側はそのような打診がされていることも全く知らされていなかったようで、果たしてどこまで話が通っていたのか、止めていた誰かがいるのかという点も気になるところではあります。
ただ北方領土でやればいい、という発言は一代表者として適切ではない。気持ちは想像できますが、立場上そういう発言は…特に国際的にも政治的にも関係する内容に触れたのは…平和の祭典という前提からすると…ねぇ。

 

 

一方、東京もさらなる提案のためにスタート時間の変更などを条件に再提案するようです。決定濃厚とはいえ、まだ確定ではありませんし、ここまで準備をしてきたのですから「はいそうですか」といかないのも当然です。

選手第一ではありますが、それもこれも開催地をはじめ協力がなければ運営もできないでしょう。もう少し関係を密にしていく必要があるでしょう。

 

 

これはマラソン・競歩に限りません。暑いからというのが理由なのであれば、屋外で行う他の競技も検討する必要があるでしょう。
選手の安全や健康面を考えるなら、水質などが関係する競技も他の地域のほうが良い気もします。

いっそ、日本オリンピックでいいんじゃないかとさえ思います。

 

 

最終的な決定は10月30日の調査委員会によってなされます。

もはやこの段階で誰もが納得できる決定はほぼ不可能でしょう。それでも選手が力をより出せる、安全な決定がなされることを願います。