枠争い。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

レスリングの全日本選抜選手権が昨日行われました。 今大会は、昨年末の全日本選手権の結果も加味しつつ、今年9月の世界選手権の代表を選ぶ重要な大会。そしてその世界選手権でメダルを獲得できれば、来年の東京オリンピックに内定。
つまり、ここを目標にする限りは負けられない特に大事な一戦。

 

その中で最も「メディアの」注目を浴びていたのは女子57キロ級の伊調選手と川井梨紗子選手の一戦。

2016年のリオ五輪では異なる階級でいずれも金メダルを獲っている言わずと知れた実力者。川井選手が階級を変えたことで代表争いが一気に厳しいものになったといえるかもしれません。
オリンピックと世界選手権では階級を分ける体重区分が異なる(種目があるところとないところがある)というのも影響しているのでしょうか。

 

今回は川井選手が辛くも逃げ切り勝利。昨年末の全日本選手権では伊調選手が優勝をしていたため、7月6日にプレーオフが行われることになりました。ここでの勝者が代表になります。
普段はトーナメントですが、1試合のためだけの調整や準備というのは勝手が違うはず。力や技術、作戦を練ることはもちろん精神的なところも大きくかかわるでしょう。双方がどのような対策としてくるのか楽しみです。

 

 

3週間後の最終的なプレーオフは男女合わせて6階級で行われます(※オリンピックにない階級は21日)。

 

各選手にとってこの3週間は短いようで長い期間になるはず。全日本優勝者、全日本選抜の優勝者のどちらが勝つにしても、良い試合を期待。
そして代表を勝ち取った選手は、世界でもメダルを獲ってほしい。

 

 

 

一時期の低迷から盛り返してきた柔道などもそうですが、世界で勝つよりも日本の代表になる試合の方が難しいということもあるのかもしれません。見る側にとっては面白いですが、やる側は…

でもこうやってその種目の底上げがされていくというのは、レベル向上だけでなく競技人口の増加にもつながる可能性があるはず。

 

是非注目してみてください。