合宿、初の試み。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

2日間ですが、合宿に行ってまいりました。と言っても、コーチの立場で。

ジュニア(小学生)対象の走り方教室として、初の合宿開催にコーチとして参加。今回はサッカー部門と合同日程でした。普段は交流がほとんどないサッカーと走り方教室の子ども。どんな化学反応をするのか、あるいは拒絶反応??などと色々と想像しながらでした。

 

移動の時から、彼らの創造力には驚きました。たった「乗っている車がトラックとすれ違う」という出来事だけで、遊びのようなものを考え付いてしまう。そしてすぐにそれが(いい意味で)伝染し共有することで、全員ではありませんが初めて話す子ども同士が自然と接するようになっていきました。

車内は笑いの渦。騒がしいのなんのって(笑)一緒に楽しみながら、ワイワイ移動。

 

 

合宿だからできるトレーニング

本格的に身体を動かしたのは、初日の午後練習と2日目の午前・午後練習の3回。普段やっていることをベースにしながら、合宿ならではの内容にしました。いつも以上にじっくりと時間をかけて、基本から見直していきます。強度の高い練習にもチャレンジ。初めての取り組みもやりましたが、しっかりと食らいついてきてくれました。

 

普段は河川敷のグラウンドで行っているのですが、この日は陸上のトラックで。

高校生の陸上部も練習をしているという本格的な環境。そんな状況に最初は(私も含めて)ビビっているのか、そんな雰囲気のトラックを使うことにちょっと戸惑う様子もありましたが、いざ動き出すといつも以上の集中力!
こうやって、より高いレベルの空気に触れること、そしていつもと違う環境と言うのが刺激になったのかもしれません。

低学年にはちょっと強度や難易度が高いものもあったと思いますが、一生懸命に取り組む姿が素晴らしく、そして頼もしく感じました。

いつもより濃い時間で、もちろんトレーニングで得られた感覚などは普段より大きいと思います。でもそれ以上に感じたのが、精神的な変化。

 

こんなに変わるのか

参加者には1~5年生がいたのですが、普段の様子を見ていると学年が近い話がしやすい子同士が固まる傾向にあります。大人の場合でも共通点がありそうな人が集まる傾向がありますし、当然ですよね。

でも、この合宿と言う非日常空間において、グループとして幅広い学年が集まって行動をしていく中で、下の学年や困っている子を助けようという意識がだんだん見えてきました。最初は「コーチにいわれたから」という様子がうかがえたのですが、気が付けば自分から動いています。
こちらが促した声掛けも積極的にするようになってきて、自ら率先してさまざまな役割を探そうとしていくようになりました。実は「人参をぶらさげる」ようなこともあったのですが、それを差し引いても自ら考えて行動するようになっていく姿には驚かされました。

 

下の学年も輪に自ら入っていくようになって、笑顔の輪がどんどん広がる。思わず「おぉっ!!」と声が出てしまうほどの意識の変化。

短時間でここまで変わるのか、成長するのかと驚きでした。この凄い時間を、彼らの変化を少しでも親御さんと共有できたらなぁと思いました。家に帰ったら戻っちゃうのかな?

 

でも、この合宿で彼らが経験したことは絶対に財産になると確信しました。きっと何かの変化が出てくるはず。

私自身もサッカーのコーチ陣とお話をしたり、子どもたちの変化を目の当たりに出来て本当に刺激の大きな2日間になりました。

 

 

一生懸命に過ごしてくれた皆、そして彼らを送り出してくださった保護者の皆様、貴重な機会を与えてくださった代表に感謝です。ありがとうございます!

 

普段の練習でもこの合宿ほどの大きなことは出来ないまでも、毎回「今日はこんなことあったよ!」って帰ったら思わず話したくなる、そんな経験をしてもらえるように頑張らねば!

 

 

蛇足。

オトナの合宿、やったら面白いかなぁ。行ってみたい方いるかなぁ。