コース決定。

「理想の姿」に向かって共に歩むパーソナルトレーナー、相支走愛(神戸)の野見山健治です。

 

2020年の東京オリンピックのマラソンで使用されるコースが発表されましたね。東京マラソンをベースに、あるいはそのままのコースなのかなと思っていたのでそんなにコースに関して考えたことがなかったのですが、多少違ったコースになりました。

 

ここ最近の五輪マラソンでは周回コースとなることが多かった印象でしたが、東京は街中を走るコース。「観光地などを回るので飽きのこないコース」だそうです。メダルを争う選手が観光地を走ることに楽しみを感じられる余裕があるかは、そのレベルにある人じゃないとわからないでしょうけれど。

周回の場合は当然ながら単調なコースになりますが、街中を走るコースは坂やカーブ、路面の状態などを加味した駆け引きが行われるので、高橋尚子さんが「体力、知力を兼ね備えた選手が勝つコース」と評したのもうなずけます。

 

私自身がまさにこのエリアに通学、勤務をしていた経験もあるからわかるのですが、終盤の新国立競技場に向かう35km以降にはなかなかの坂道があります。ましてや8月の東京は酷暑。時間帯をどう工夫しても暑いものは暑い。まだ開催時間などは決定していませんが、過酷なサバイバルの様相を呈するのは想像に難くありません。

その暑さのなか、終盤であの坂を自分の武器に変えられる強さをもったランナーが有利に運べるのではないでしょうか。

 

 

強さと言えば、来年度からプロ転向の意向を示している「あの」選手が真っ先に浮かびます。しかし川内選手自身は暑さを苦手としていると話していますし、そもそもまだ代表が決まっているわけでもないので何とも言えませんが。

言ってみればホーム開催なのですから、その地の利を生かす走りを期待したいところです。規定などで可能なのかはわかりませんが、日本代表を決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)のマラソンもこのコースでやれたら、実戦に近い形で勝負強さも検証できるので面白くなりそうです。

 

 

個人的な希望としては、このコースで実際に走ってみたい。

現行の東京マラソンにも魅力を感じますが、オリンピックと同じコースを走れるとなるとスポーツに関心を持つ方であれば何かしらの感情を抱くのではないでしょうか。

 

都心部の道路を封鎖する形になるので、容易に大会を開催するというのは非現実的ですが、このコースを走れる大会(歩道ではなく実際に交通規制をかけて)が出来ることを期待。